医療法人 湧仁会 内科・泌尿器科 さとうクリニック

患者と周辺の医療機関に頼られる、地域で人気のかかりつけ医
高度な技術や知識を地域医療に応用
商店街『サンロード瓢箪山』を北に抜けてすぐの場所に、今年の6月で開院4年目を迎える内科・泌尿器科さとうクリニックがある。血尿・尿失禁・排尿困難・頻尿・排尿時痛・残尿感などの症状がある泌尿器科疾患を中心に一般内科や各種がん診療まで幅広く対応し、地域に親しまれているクリニックだ。院長の佐藤先生は、泌尿器科の専門医として東京の国立がんセンター中央病院や東大阪市の河内総合病院、若草第一病院などの基幹病院で腕を磨いてきた。「勤務医時代には大学病院でするような高度な手術をたくさん執刀してきました。その中で培ってきた技術と洞察力がとても役に立っています」。目の前の患者が経過観察でいいのか、より専門的な医療が必要なのか、明日以降の対応でいいのか、緊急の対応が必要なのか…など佐藤先生の知見を活かした適切な判断を受けられることが同院最大の強みだろう。もちろん高度な医療が必要になった場合は連携している地域の基幹病院への紹介もスムーズ。泌尿器科が少ない地域で同院の存在は貴重だ。実際に周辺のクリニックや基幹病院からの紹介を受けることも多い。患者だけではなく地域の医療機関からの信頼も厚い同院には、今日も様々な悩みを持つ患者が列をなしている。


地域の医療ニーズに対応してきた4年間
同院は泌尿器科と同じくらい一般内科のニーズが高い。一般内科とは頭痛・発熱・腹痛・咳・発疹など日常的な症状に対して最初に診療する科で「体調が悪いけど、どこに受診したらいいか分からない」という患者の受け皿として機能している。また、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病にも対応。「脳卒中や心筋梗塞など生命に関わる疾患につながる恐ろしい病気です。予防には患者さんの生活習慣を改善する必要があるので、ただ薬を処方して終わりではなく、食事や運動など生活指導を含めた総合的な診療をしています」と佐藤先生。ほかにも、患者からの「通院が難しいから家に来てほしい」という要望がきっかけで往診や訪問診療を始め、自宅での看取りにも対応するなど、多岐にわたる医療提供を行うようになった。昨今の新型コロナウイルス感染症に対しても積極的で、新たに2階を待機場所として増設し、ワクチン接種や発熱外来に充てている。さらに今後は検査室の拡充も図る予定だ。「勤務医時代は泌尿器科疾患に対してレベルの高い治療を追求して全国に広げることが使命でした。しかし、現在は今までの経験を活かして、地域医療に貢献したいと強く思っています」。佐藤先生は、新しく見つけた医師としての使命を果たすために、質の高い医療を広く提供していく。

対話を大切にすることでオーダーメイドの医療を提供
患者の身近にいて、様々な健康問題について何でも気軽に相談できる医師や医療機関のことをプライマリケアと呼ぶ。同院はその実践のために“敷居の低さ”にこだわっている。「患者さんが100人いれば、100通りの診療があると思っています。だから薬を出すだけの診療はしませんし、患者さんの話を丁寧に聞き取ることを大切にしています。私も脂質異常症の薬を服用しているので、経験に基づいたお話をしたり、雑談のようになったり、ついつい診療時間が長くなってしまいます」と笑顔を見せる佐藤先生。患者と街でばったり会ったときも友人のように世間話をするというエピソードは先生の人柄をよく表している。「何でも話せる信頼関係を結ぶことで通院の敷居が下がり、患者さんの社会背景や家庭環境を知ることが診療に活かせることがあります。実際に何気ない一言が治療に役立ったこともありました」。こうした姿勢は佐藤先生だけではなく看護師にも共通している。丁寧な接遇による深い患者理解が、一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドの医療提供を実現させているのだろう。地域における同院の存在感はますます大きくなっていくはずだ。

教えて先生!
泌尿器科は男性の患者が多いイメージです。
当院は泌尿器科疾患で来院される方の半数以上が女性なのでご安心ください。女性患者さんが通いやすいように、診察には女性の看護師が同席するなど工夫しています。また、看護師にも話しやすいように、積極的に声掛けをしているので、悩みや不安がありましたら気軽にご相談ください
スタッフからのMessage
“プライマリケア”を実践して患者や家族の想いに寄り添う地域密着型のクリニックです

当院は丁寧なヒアリングや精確な検査を心がけ、品質の高い診断と治療を提供できるように努めています。「体の調子が悪いけれど、どこに受診すればいいのか分からない」方の受け皿となり、地域の皆さんの様々な健康問題を解決に導く相談所を目指しています。何でも気軽にご相談ください