社会医療法人 医真会 医真会八尾リハビリテーション病院

多職種の連携と手厚い医療高度なリハビリテーションで社会復帰・自宅復帰を目指す
2021年2月に拡大移転した医真会八尾リハビリテーション病院は、社会復帰や自宅復帰を目指す患者に質の高いリハビリを提供することで、地域住民の支持を得ている。なぜ、同院のリハビリは人気なのか。同院の谷口先生と鎌澤先生にその理由をうかがった。
地域随一のリハビリ環境
新しい設備や技術で効果的なリハビリを実施
2年前の移転拡大で、関西最大級の広さを誇るリハビリルームと病床数120床を有する回復期リハビリ病棟に生まれ変わった医真会八尾リハビリテーション病院。開院から25年以上、急性期病院で治療を終えた患者を受け入れ、自宅や社会への復帰に向けたリハビリを提供してきたが、移転に伴う新設備や新機材の導入で、その質はより高まっている。「9 0 0 ㎡ のリハビリルームは壁一面に大きな窓があり、自然光がたっぷり差し込むので明るく開放的です。隣接するテラスは眺望が抜群なうえに屋外を想定した設備もあって、気分転換をしながら訓練もできます。ADLルームは玄関・キッチン・浴槽など自宅を想定した空間で、日常生活に必要な動作を訓練できるんです。また、社会復帰後に車の運転が必要な方のためにドライブシミュレーターも設置しています」と谷口先生が紹介してくれた。先生は日本リハビリテーション医学会専門医で、関西医科大学の医局にも所属している。つまり、同院の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、最先端の知識に基づいたリハビリが提供できるということだ。さらに、効率的なリハビリのために、歩行機能を回復するための装具や天井走行リフト、電気刺激によって筋肉の収縮を促す装置など、多種多様な機材の導入にも積極的。このように、人材・設備・機器の充実で地域屈指のリハビリ環境を整備している同院だが、退院後のフォローにも余念がない。「退院後もリハビリが必要な方のために外来リハビリや訪問リハビリにも対応していますし、地域の開業医や介護施設とも連携しているので、当院を退院したら終わりということではありません」。



多職種連携と医療の充実
安全を担保したリハビリを個々に合わせて提供する
地域の高齢化によって、リハビリも一筋縄ではいかなくなっている。高齢患者は急性期病院での入院中に身体機能が落ちてしまい、リハビリをするための体力がなかったり、複数の疾患を併発していたり、認知症を患っていたりする場合も多く、今までよりも個々に寄り添ったサポートが必要になった。そんな中でも、同院は様々な背景を持つ患者を広く受け入れている。内科部長の鎌澤先生はその理由を話してくれた。「医師・看護師・栄養士・薬剤師・検査技師など多職種が連携して、入院する全患者さんに対してカンファレンスと検査を行い、医療的なケアも含めた多角的なサポートをするので、安全にリハビリが始められるんです」。内科、整形外科、皮膚科、精神科など多様な診療科を有する同院ならではの強みだろう。もちろん入院中に容態が悪化した際も適切な医療が受けられる。同院は外来診療も行っていて、リハビリだけではない地域の医療ニーズにも応えている。また、嚥下機能が低下した高齢者に対しては、嚥下造影検査(VF)を行うことで、明確な症状が現れない不顕性誤嚥を見抜き、命にも関わる誤嚥性肺炎を防いでいる。

暮らしやすい環境づくり
生活環境の整備が良いリハビリにつながる
回復期リハビリ病院は長期にわたってリハビリ訓練を行う場所だ。もちろん患者はリハビリ以外にも生活の時間がある。同院は長い入院生活を快適に過ごすための設計にもこだわっている。内装は木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気で統一され、四人部屋も個室並みのパーソナルスペースを確保。ベッドは体に負担の少ないものを導入し、トイレの数が多く混み合うこともない。実際に施設の清潔さや利便性を重視する患者も多く、生活面のストレスを軽減することはモチベーションの維持につながる。常に前向きな気持ちで取組むことがリハビリ効果の向上になるため、同院は生活環境の整備も欠かさない。
社会医療法人 医真会 医真会八尾リハビリテーション病院
電話番号:072‐992‐8000
住所:大阪府八尾市都塚3‐1015‐1