京田辺市長 上村 崇

2025年
市長・区長からのメッセージ

現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、
今後の対策、取り組みについて、市長にうかがいました。

京田辺市長

上村 崇

自分らしく安心して暮らせるまちを目指して

 

 京田辺市は、甘南備山や木津川など豊かな自然に恵まれ、また京都、大阪、奈良の三大都市へのアクセスにも優れていることから、子育てしやすく若い世代にも選ばれる魅力あるまちとして発展しています。
 本市では、これまでも「健幸」をキーワードに水辺の散策路や親子体操教室など、部局横断的な取組みを進めてきたところです。令和7年度も引き続き、「第4次総合計画中期まちづくりプラン」に掲げる事業を着実に進め、これまで以上に市民の皆さんが生涯を心身ともに健康に暮らすことができる環境づくりに取り組んでまいります。
 特に健康づくりでは、新たに定期接種となる帯状疱疹ワクチンをはじめとする各種予防接種や新たに開始する5歳児健康診査などに取り組んでまいります。
 また、がん治療に関して、医療の進歩により治療を継続しながら社会生活を送る患者が増加していることから、治療と社会参加を両立できるよう、薬物療法や放射線療法などに伴う脱毛や外見の変化を補うための補整具の購入費用を助成してまいります。さらに、在宅療養生活で介護サービスを受ける際には、他の制度による支援を受けることができなかった若年の末期がん患者も支援し、自分らしく安心して療養生活を送ることができるよう取り組んでまいります。
 そして、今後も行政と医師会、歯科医師会、薬剤師会そして市内医療機関等との連携を密に図りながら、社会情勢とともに変化する地域医療ニーズや市民ニーズを的確に捉え、みんなが住み慣れた地域で健康に安心して暮らし続けられるまちを目指してまいります。