塚口歯科クリニック

塚口 雅 院長

【プロフィール】
B型/射手座/鶴見大学歯学部卒/東大阪市出身/国際外傷歯学会会員、日本臨床歯科CADCAM学会会員、フルオーダー義歯(BPS)認定歯科医、日本口腔外科学会会員、日本ヘルスケア歯科学会会員
【休日の過ごし方】
健康維持のためパーソナルトレーニングジムに通っています。無理に頻度を増やさず筋肉を維持し、体を動かす習慣を大切にしながら継続しています
【座右の書】
『生き方』(稲盛和夫) 愚直に一生懸命に生きること、利他の精神を持って進むことの大切さが説かれており、非常に共感する部分が多い一冊です。たまに読み返しながら、自身の生き方を振り返るようにしています

 患者の立場に立った診療を心がけ、再治療を最小限に抑える治療に注力する塚口歯科クリニック。「治療した歯は、もう大丈夫だと思われがちですが、実は虫歯の治療をした歯は再治療が必要になることが多いです。一度削った歯は元に戻ることはなく、再治療を繰り返すたびに少しずつ削られ、最終的には歯を失うリスクが高まります」と再治療の注意点について塚口先生は語る。「痛くなったら削ればいい」という考えでは、いずれ削る部分がなくなり、被せ物や抜歯が必要になる未来が待っている。それらを防ぐためにはできるだけ歯を削らず、精密な治療を行い、細菌の侵入を防ぐことが重要だ。従来の銀歯で治療すると、金属が酸化したり熱膨張で周りの歯が欠け、その隙間に細菌が入り込むことで、再び虫歯になることが多いという。だからこそ、長期間安定する補綴物を選ぶことが必要。また、歯を削ると、歯の神経に負担がかかり、将来的に神経を失うリスクが高まることで、歯がもろくなり、割れやすくなってしまう。「治療のたびに歯が失われる」という悪循環を断ち切りたいという思いを胸に、塚口先生は歯を長持ちさせる治療を追求している。  

1.口腔内をスキャンし、歯型の3Dデータを生成できるスマートピクセルセンサー
2.生体模倣で自然の歯の組織に近づける治療。セラミックを使用するため金属アレルギーの心配がない
3.歯周病予防に特化した歯ブラシ。V7を使って歯科衛生士によるブラッシング指導をし、患者の自宅ケア促進につなげる

 同クリニックでは、1回の通院で精密なセラミック治療を完了できる「ワンデイトリートメント」を提供している。治療時間は約90分と短時間で仕上がるだけではなく、通常1~2週間を要する仮詰め期間が無く、細菌の侵入リスクがない状態でセラミックの接着が可能になった。細菌の付着がしにくく、強度が高いセラミックを使用することで、治療後も長期間安定し、再治療のリスクを減らせるのが最大のメリット。それに加え、金属アレルギーの患者にも対応し、天然歯と見分けがつかないほどの審美性が再現できる。治療時は歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用し、細部まで確認しながら精密な処置を行っている。「肉眼では見えない部分まで丁寧に治療することで、より良い状態を維持できます」と塚口先生。コンピューターアシスト技術やAI解析も活用し、口腔内をスキャンすることで、適合精度をシミュレーションし、より患者の歯にフィットする補綴物を設計できる。これにより、噛み合わせが正しく調整され、治療後も快適に噛める状態を維持しやすくなる。今後も塚口先生は「生涯を通して健康な歯でいられること」を目指す患者のサポートに尽力する。

 「患者様がいつまでもご自身の歯で食事を楽しみ、健康寿命を延ばすこと」を目標とする同クリニックでは、予防歯科の重要性を日々患者に伝えている。「一度削ると再治療のサイクルに入るため、やはり予防が大切です」と話す塚口先生は、治療も予防につながるよう長持ちする治療を心がけており、健康な歯を維持することが最も大切だと考える。同クリニックでは「歯ブラシを治療道具の一つ」として活用し、患者に正しい磨き方を体感してもらう。自然と正しいブラッシング習慣が身につき、セルフケアが確立されていくという。歯科衛生士は、患者一人ひとりの口腔内の状態やセルフケアの状況を確認し、専門器具を用いたプロフェッショナルケアを行う。「予防歯科で通われる患者様は、最初はメインテナンスを受けるために来られますが、通院を重ねるうちに、セルフケアができているかを確認するために来院されるようになります」。さらに「なぜ歯科医院に通っているのかを意識しなくなるほど、自然に予防が身につく状態」を目指している塚口先生は、自立型の予防歯科のさらなる普及に努め、患者の健康を支えていく。

教えて先生!

ワンデイトリートメントは銀歯より高いですが、それだけの価値がありますか?

ワンデイトリートメントは8万8000円ですが、銀歯やプラスチック(5,000円程度)と比べ15年の残存率90%と長持ちしやすいです。銀歯は約5年で劣化し再治療が必要になりやすいため、長期的には負担が少なく、歯を守るメリットがあります

 患部を約25倍に拡大できるマイクロスコープを採用。歯周ポケットの深くに溜まる細菌や、初期の小さな虫歯などを確認でき、早期発見・早期治療が期待できます。また歯の削りすぎを防止し、歯にかかるダメージを最小限に抑えた治療の提供にもつながります

塚口歯科クリニック

電話番号:06-6722-8111

住所:東大阪市金岡1-14-5

ウェブサイト:https://www.tsukaguchi-dc.com/