大東市長 逢坂 伸子

地域医療のこれからについて
市長からのメッセージ

現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、今後の対策、取り組みについてうかがいました

大東市長

逢坂 伸子

地域包括ケアシステムの更なる深化に向けて

 2025年以降、後期高齢者の増加は緩やかとなる一方で、85歳以上の人口は引き続き増加が見込まれており、医療と介護の複合ニーズが一層多くなることが予測されます。本市においても例外ではなく、関係機関が連携し、在宅医療・介護を一体的に提供できる体制の構築が喫緊の課題です。
 在宅医療と介護の連携においては、高齢者のライフサイクルに視点を置き、医療と介護が主に共通する4つの場面(日常の療養支援、入退院支援、急変時の対応、看取り)を意識した取り組みを推進することが求められています。
 大東市・四條畷市では「大東・四條畷 医療・介護連携推進協議会」の中に、在宅医療の4場面に応じたワーキンググループを立ち上げ、医師会・歯科医師会・薬剤師会をはじめとした関係機関のご協力をいただきながら、在宅医療と介護の連携の場における課題解決に向け取り組んでいます。
 また、地域包括ケアシステムを更に深化させていくには、医療と介護の関係機関だけでなく、市民の皆様のご理解とご参加が必要不可欠となります。今後も市民の皆様を対象とした医療と介護に関する講演会なども充実させていきたいと思います。
 これからも、様々な関係機関と連携しながら、どのような状況下でも「自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるまち、大東市」をめざし、基礎自治体としての役割を果たしてまいります。