2025年
市長・区長からのメッセージ
現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、
今後の対策、取り組みについて、区長にうかがいました。
旭区長
東中 秀成
安心して住み続けられるあたたかいまち旭区へ
~健康危機事象への対応力向上に向けて~
平素より市民の健康増進にご理解とお力添えをいただいている医師会、歯科医師会、薬剤師会をはじめ、地域の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
地域医療において健康危機事象への対応は重要な課題です。災害やパンデミック等が発生した際、区役所は「区民の命を守る」セーフティネットとしての使命を担うとともに、様々な情報の集約点としての機能も果たします。そして、緊急時のオペレーションの遂行は、医療・看護・福祉のご関係の皆様との連携が大切な鍵となります。
旭区では、地域、医療、警察、消防、介護・福祉関係などの皆様が参加する「旭区災害時医療看護介護関係者会議」を設置し、災害時の対応力の向上のための話し合いを行っています。この会議は、地域社会における顔の見える関係から「つながり」や「信頼」を築き、それを連帯基盤として情報を共有し合うことで、平時においても、市民一人ひとりの安全を守る鍵となっています。
また、日頃から健康危機に関して、地域のご関係の皆様と連携して正しい健康教育や啓発活動を行うことで、市民の安全性はさらに高まります。
地域医療において大切なことは「連携」ひいては「連帯」であると感じます。ともに手を携え、連帯して行動することで、災害時だけでなく、平時から健康で安心して暮らせる、より良い旭区を築いてまいりたいと思います。