寺田・茨木ホームクリニック

Helloご近所ドクター

“ひととまちを診る”医療・保健・福祉を繋ぐ地域医療の窓口

訪問診療や往診にも対応 地域に欠かせないかかりつけ医

「どの診療科を受診すれば良いか分からない」といった漠然とした症状をはじめ、総合診療医として一般内科を中心にあらゆる病気を診療してくれる寺田・茨木ホームクリニック。呼吸器を専門とする院長の茨木先生と、脳神経外科を専門とする寺田先生の2人体制で、患者さんが抱える小さな悩みにも耳を傾けながら、医療的観点からはもちろん精神的負担も考慮したきめ細やかな診療を心がけている。高齢者が多い地域特性を踏まえ、通院が困難な方への訪問診療や急な体調不良への往診にも対応してくれる点が心強い。茨木先生は対症療法のみならず、総合的な疾病予防やライフスタイルに合わせた全人的医療、すなわち〝ひとを診る〞ことにこだわり、ひいては、地域医療の充実に向けて〝まちを診る〞ことを重要視している。「医師を志したきっかけは僻地医療のドキュメンタリー番組です。8年間大学病院で呼吸器外科医として勤務後、夢であった僻地医療に従事しました。その中で、地域医療の重要性を再認識しました」。

何でも相談できる診療で患者の心と体に寄り添う

茨木先生が理想とする「地域医療におけるかかりつけ医の役割」は大きく3つある。1つ目は、医療の最新情報を熟知し、必要に応じて専門医や専門医療機関を紹介できること。2つ目は、地域包括ケアを目指して保健や福祉も担う総合的な医師であること。そして、両方を実現するために必要なのが、3つ目の〝何でも相談できる存在〞であることだ。理想を現実にするために、茨木先生は診療において2つの考え方を大切にしている。ひとつはNBM(ナラティブ・ベースド・メディスン)。患者さんのこれまでの人生を紐解き、背景を理解した上で、価値観に寄り添った診療をするという考え方だ。「患者さんの気持ちも汲み取れるように、目を合わせながらの対話を大切にしています。そこで初めて信頼関係が生まれ、長期的な関係へと発展していくはずです。結果的に、継続的な診療ができるようになり、対症療法ではなく生活習慣病などの疾病まで予防できます」。そして、もうひとつはプライマリティ・ケアの考え方。これは、いつでも相談しやすく、信頼関係のもと生まれた継続的な会話により、どんな症状でも総合的かつ迅速に診療できる、という意味である。「医療の総合性と受診のしやすさを満たすことで、地域医療の窓口として保健・福祉領域の役割も担うことができます。患者さんの様子を継続的に診ることで、小さなことでも相談してもらえるようになり、より価値観に沿った診療が可能となります」。

かかりつけ医の使命を胸に理想の地域医療を追求する

さらなる地域医療の拡充に向けて、最近は枚岡地区にある他院の医師や看護師とZoomでカンファレンスを実施。地域の患者さんが抱える悩みや生活状況などを共有しながら、隙間のない医療を目指している。「新型コロナウイルスが落ち着いたタイミングで地域サロンも再開したいです。ご高齢の方をはじめ地域住民の方々が気軽に集まれる場を設けることで、街全体で地域住民の生活を見守りながら、閉じこもりの防止や認知症予防につなげたいですね」とやさしい笑顔を見せる茨木先生。コロナ禍においても従来通りの医療を提供するために、院内の清掃・消毒、換気や空気清浄機によるウイルス除去、発熱患者さんの時間的・空間的な区分け、場合によってはオンライン診療まで行うなど感染対策も抜かりない。最後に茨木先生はコロナ禍での診療を通じて感じたことを語ってくれた。「昨今は感染症対策の影響で終末期の患者さんが入院する場合、ご家族でも面会できない状況が続いています。そこで、最期までご家族が寄り添うために家での看取りを希望される方がいらっしゃいました。そのご家族を担当するなかで、『最期まで一緒にいられて良かった。本当にありがとうございます』といった言葉をいただき、〝寄り添うことの大切さ〞を痛感しました」。感染症対策がスタンダードになるポストコロナ時代においても、茨木先生は目の前の患者さんの心と体を救うために、ひととまちを守り続けていく。

1.通院時と同レベルの訪問診療を実現するためのさまざまな診察道具を持参
2.手指消毒の徹底や空気清浄機によるウイルス除去などで院内の感染症対策を徹底
3.脳神経外科を担当する寺田先生が20年以上外来診療を行ってきた寺田医院。現在は地域の介護問題に関するサロンなどを定期的に開催している

PROFILE

茨木 利彦 先生

【プロフィール】A型/牡牛座/大阪医科大学卒/東大阪市出身/医学博士/日本在宅医学会認定専門医
【趣 味】3年前から週1回の音楽レッスンに通ってドラムを叩いています。今年の目標はバンドを組むことです。いつか皆さんの目の前で披露できるよう練習に励みます
【休日の過ごし方】体力づくりのために、花園公園をはじめマラソンコースをよく走っています。5月に予定されている黒部名水マラソンにも参加予定です。最近は大会も少なかったので、久々のフルマラソンに少し不安もありますが、完走できるようベストを尽くします

教えて先生!

風邪が治ったのに、咳が長引いています。これは何かの病気でしょうか?

咳が長引く原因はいくつか考えられます。風邪、マイコプラズマをはじめとした急性気管支炎や結核、ほかにも肺がんなどの可能性もあります。風邪が治って2週間以上が経過しても咳が止まらない場合は、一度かかりつけ医を受診してください。当院では呼吸器の専門医として、血液検査やレントゲン検査による精度の高い診断が可能です

スタッフからのMessage

誰でも、いつでも、どんなことでも気軽にご相談いただける地域のかかりつけ医です

総合診療医として一般内科をはじめ、病気と暮らしに関する様々な悩みに対応しています。診療時はパソコンを見ずに、患者さんと目を合わせながら対話するよう心がけているので、安心して何でもご相談ください。高齢者の割合が多いといった地域特性も踏まえて、私と寺田先生の2名体制で訪問診療と往診も行っています

Clinic Data
院名 寺田・茨木ホームクリニック
電話番号 072-988-1515
所在地 大阪府東大阪市東石切町3-2-1 ビスタ石きり1F
公式ホームページへ

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