医療法人 桜希会 東朋八尾病院

地域トップレベルの症例数 ロボティックアーム手術による高精度の人工関節置換術を実践

新院長に就任し、人工関節置換術を強化

入院環境の充実、CT・MRI・血管装置・骨密度測定装置・ロボット支援手術等の機器導入、透析センターや東朋八尾健診クリニック、再生医療専門施設の新設予定など時代と地域のニーズに応え続ける東朋八尾病院。今年から人工関節センター長の奥田先生が病院長へ就任し、新体制で病院全体の強化を図るなか、八尾地域における高齢化の需要に伴い、特に人工関節センターの果たす役割は大きい。「対象となるのは、主に軟骨の破壊および軟骨と骨の変形によって慢性の関節炎を伴う、変形性関節症の患者様です。最近では人工関節置換術における手技の向上に加え、人工関節の耐久性も進歩しています。つらい痛みを緩和し、機能回復を図ることで生活の質も向上しますので、諦めずにまずは当院へお越しください」。今年で開設3年目を迎えた同センターでは高い技術力が地域に周知され、人工関節置換術の症例数が増加。初年度と比べて膝関節の症例は115例から160例へ。股関節は10例から19例へと伸ばし、八尾市界隈ではトップレベルの症例数を誇る。

安全かつ高精度なロボティックアーム手術

「変形性膝関節症は国内で2300万人の罹患者が存在するとされています。今後も同院に期待がかかることは間違いないでしょう」と話す奥田院長はセンターの強化を目指し、昨年10月から新たにロボティックアーム手術による人工膝関節全置換手術を保険適用で開始した。八尾市で初導入となる同システムは、コンピューターで制御された機械の腕が、医師の手に代わって傷んでいる骨を削ったり切除したり、人工関節の正確な設置をサポートするというもの。ナビゲーションで計画した通りに手術器具を移動することができ、治療計画にない部位にさしかかると自動で止まる仕組みになっているため、安全かつ高精度な手術が可能となる。「一般的な手技による手術時間は2時間程度で、3〜4週間の入院期間が必要とされます。当院のより侵襲の少ない手術を支援するロボティックアームでは1時間程度で手術が完了し、入院期間も2週間へ短縮。術後の疼痛の低減のメリットが期待できるとの結果も出ています」。先進テクノロジーを使ったロボット手術のほか、同院では人工関節自体にも着目し、高度な手技を必要とするセメント不使用の人工関節を採用。「人工関節と骨を固着させる骨セメントは人体に影響を及ぼす可能性があり、当院では人工関節に刻みを入れて骨となじませて生物学的に固着するインプラントを採用しています。耐用年数も20年から30年ほどに延びたことから、以前は65歳以上が適用でしたが50代にまで適用の幅が広がっています」。

難治性の慢性疼痛に対して再生医療でアプローチ

数カ月から数年にわたって持続し、再発を繰り返す慢性疼痛。原因は大きく3つに分類され、変形性膝関節症や関節リウマチなど完治が難しい病気による痛み、外傷で傷ついた神経による痛み、心理的な影響から来る痛み、に分かれる。慢性疼痛は痛みが広範囲ではっきりしないのが特徴であり、既存の治療では慢性疼痛を取り除くことができないこともある。そこで先進的な医療を導入する同院では、今後は新たに自由診療内で再生医療へも注力する。「対処療法でしかアプローチできなかった難治性の慢性疼痛に対して、再生医療では傷害部位を修復することにより疼痛を緩和させながら根本的な治療が望めます。また、患者様ご自身の細胞を使用するため安全性が高い点も特徴です。人工関節置換術に関しても、入院や人工関節は避けたいという方、年齢的に手術を受けることが難しい方も再生医療の対象となりますのでまずはご相談ください」。様々な疾患に対して幅広い治療の選択肢を設ける同院。先進テクノロジーを追求しながらも「医療の本質は人。チーム医療が欠かせない」と奥田院長は最後にこう締めくくる。「高齢者の機能障害を治療し、寝たきりをなくし、生活の質を高めるには、医師だけでなく医療にかかわるスタッフ全員が一丸となって対策を行わなければなりません。今後も引き続き地域住民の皆様に安心かつ最先端のチーム医療を提供するべく邁進してまいります」。

1.骨と噛み合う部分に刻み(ポーラスコーティング)が入った、セメントレスの人工関節を採用
2.昨年10月に導入したロボティックアーム。先進テクノロジーを駆使した安全な手術を心がける
3.再生医療にも着手。体内に投与した幹細胞が組織を修復し、慢性疼痛を軽減する

PROFILE

奥田 真義 院長

【プロフィール】A型/射手座/奈良県出身/奈良県立医科大学卒/医学博士/日本整形外科学会専門医/日本スポーツ協会公認スポーツドクター/日本人工関節学会認定医
【趣 味】お酒を飲むことが大好きで、オールジャンルを嗜みます。もちろんしっかりと休肝日を設けており、加えて週に1度の加圧トレーニングで、健康な体づくりを実践しています
【休日の過ごし方】家の庭で子どもとサッカーやバスケットボールをしています。最近はトランポリンも購入し、家族みんなと仲良く体を動かしています

教えて先生!

人工関節手術のあとは、どれくらいの入院期間が必要でしょうか?

従来の手術では3~4週間ほどの入院期間が必要でしたが、ロボティックアームを使用した人工関節置換術を採用することで、より低侵襲の手術が可能となり、入院期間も2週間ほどに短縮することができます。退院後は半年ほどは通院リハビリをお願いしており、リハビリが終わった後も手術した患者様は一生関わるつもりで丁寧なアフターフォローに努めております

スタッフからのMessage

歩けるようになるには、適切な治療とリハビリが大切。理学療法士がしっかりサポートします!

奥田院長が手術した患者様はリハビリをはじめた当初から関節が曲がりやすいのが特徴です。近年はリハビリテーション科のスタッフも増員し、チームアプローチで早期離床に向け取組んでいます。退院支援と域内連携を組み合わせたプログラムを提案していますので、一緒に頑張りましょう!

Clinic Data
院名 医療法人 桜希会 東朋八尾病院
電話番号 072-924-0281
所在地 大阪府八尾市北本町2-10-54
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