医療法人 慶仁会 安田医院

Helloご近所ドクター
外来医療と在宅医療の両立へ
地域のかかりつけ医として
変化するニーズに応える
身体と心に寄り添う診療で
地域住民の健康を守り続ける
安田医院は1925年の開業以来、小阪の地で約1世紀に渡り、地域住民の健康を支え続けている。「今の安田医院があるのは、地域の皆様が支えてくれたおかげ。その感謝を医療という形でお返しできればと思いながら、日々診療しています」と優しく話し始めたのは4代目院長の安田慶明院長だ。地域に根ざした病院として“患者と現代医療の橋渡し役”を担う同院。専門の腎臓病や糖尿病のほか、発熱や風邪など一般的な内科の症状、動悸や立ちくらみといった循環器系の症状など幅広く診察している。「CTやMRIなど専門的な検査や治療が必要な場合は、市立東大阪医療センターや大阪赤十字病院など大型の総合病院をご紹介します」。そして、病気だけに目を向けるのではなく、患者全体を診る。それが安田院長のスタイルだ。「何か聞きたいことはありませんか?」と診察の最後にするお声がけも「少しでも患者さんの悩みを取り除きたい」という想いが込められている。体と心に寄り添う診療により、なんと4世代続く患者もいるなど地域住民からの厚い信頼が寄せられている。
現在は看護師4名、事務スタッフ4名と密な連携を取りながら安心の医療を提供する
毎年開催されるクリスマスコンサートでは、地域住民との関わりを大切にする安田医院の姿勢が表れる
温かみのある装飾や照明が設置された待合室。開放感のあるリラックス空間が広がる
生活指導と薬物療法で
腎臓の健康を守る
腎臓内科が少ない東大阪エリアにおいて、それを専門とする安田医院は地域に欠かせない存在となっている。「腎臓疾患は血液や尿検査を受けなければ発見できないことが多く、初期段階では自覚症状が出づらい特徴があります。放置して悪化するケースも多く、進行が進めば心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高くなるので注意が必要です」。透析治療や腎移植まで進まないよう早期発見・早期治療に努めるため、安田医院では初診の患者全てに尿検査を実施している。風邪症状を訴える患者をいざ調べてみれば腎臓疾患が見つかった事例は過去にいくつもあるという。「尿検査は1回100円程度と低コストで痛みを伴わない検査でありながら、得られる情報量が多いです。腎臓が悪いと、脳や心臓の病気、貧血やコレステロールの異常、骨粗しょう症や感染症などを併発するため、腎臓に異常が見られた場合は薬物療法と食事などの生活指導を組み合わせて腎臓の悪化を食い止めます」。腎臓に負担がかかる塩分の摂取については、1日の塩分摂取量を測定する『24時間蓄尿検査』を実施。塩分摂取量をグラム単位で算出できるのが特徴である。また、腎機能低下により伴う不整脈や狭心症などの合併症を見逃さないため、異常波形の有無を24時間記録できるホルター心電図を新たに導入。「レントゲンや超音波検査など一般的な検査のほか、血管年齢や骨密度の測定など充実した検査環境を整えています。小児から年配の患者さんまでスムーズに各種検査を行えますのでお気軽にご来院ください」と予防に努める安田院長。
地域のニーズに応え
在宅医療の整備に注力
2025年には団塊の世代が75歳を迎え、超高齢社会へ突入しつつある日本。多くの方は加齢とともに複数の疾患を持ち始め、身体能力も徐々に低下。通院が困難になる患者が増えるなか、在宅医療環境の整備が社会的な課題とされる。「医療機関によっては、通院が困難な患者さんに対して訪問診療まで対応できないこともあります。そして、これまで患者さんの病歴や体質を踏まえて治療していた主治医が変わってしまうケースも少なくありません。実際、当院の患者さんの中にも、通院が困難になられ施設入所を余儀なくされる方がおられます。しかし、周囲の状況が変化してもこのまま主治医として継続を、とご希望される方が多いですので、今後は在宅医療の整備に積極的に取組もうと考えています」と地域の頼れるホームドクターを目指す安田院長。現在は自宅や施設へ定期的に訪問診療を実施するほか、在宅療養支援診療所としての体制を準備。「在宅医療を望む方、健診だけに来られる方、他院で治療しながら腎臓疾患で受診される方、すべての患者さんに寄り添えるような診療所となれるよう、これからも日々努力していきたいと思います」。時代の変化により変わっていく地域住民が望む医療の形。そして、変わらない先代から受け継ぐスピリット。安田院長は今後も患者の心に耳を傾け、ニーズに柔軟に応えていく。
ココもチェック
日常生活を送りながら
24時間にわたって計測できる
ホルター心電図を導入!
小型・軽量の心電図記録装置を身体に取り付けて、通常の生活を送りながら24時間にわたり日常生活の心電図を記録できるホルター心電図を導入しました。不整脈や狭心症の発作時の異常波形を記録できるため、正確な診断に役立ちます
教えて!先生
病院のロゴマークにはどのような意味が
込められているのでしょうか
カバのキャラクターは、先代院長のカバのような外見をモチーフに作られており、20年以上活躍してくれました。そして現院長の就任をきっかけに、平成28年10月からロゴマークに。長く愛されるカバのキャラクターはそのままに、花や植物を取り入れる医院をイメージして、周りを緑のリーフで囲っています
安田 慶明 先生
【プロフィール】
O型/蟹座/滋賀医科大学卒/東大阪市出身/腎臓専門医、日本内科学会 認定内科医、日本医師会 認定産業医
【趣 味】
学生時代にウィンタースポーツに打ちこんでいたので、今でも機会があればやりたいと思いますが、今は忙しくてなかなか実現しません
【休日の過ごし方】
動き回る長男・次男と一緒に、色々と遊んでいます。自分ももう一度子供に戻ったような気持ちになり、リフレッシュされます