独立行政法人 地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター

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4月に新院長が就任 地域に求められる医療を新たな体制で提供する

北河内地区における中核病院の一つとして、約70年信頼を積み重ねてきた「星ヶ丘医療センター」。今年4月からは細野新院長が就任し、これまで培った信頼を引き継ぎながら、地域の方が安心できる医療体制を築いていく。

コロナ禍における診療体制

陽性患者受け入れと感染対策の徹底

1953年に健康保険星ヶ丘病院として発足。2014年に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO:ジェイコー)に所属し、星ヶ丘医療センターへ名称を変更。約70年に渡って北河内医療圏の中核病院として地域医療に貢献してきた。今年4月からはこれまで副院長として活躍してきた細野先生が新院長に就任し、新しい時代を築こうとしている。まず先生に、コロナ禍における診療体制についてうかがった。「行政や地域の皆様のニーズが大きいことから、新型コロナウイルスの診療は欠かすことができません。当センターにはかつて結核患者さんを受け入れていた隔離できる病棟があるため行政からの要請に応じて、コロナ患者さんの入院を受け入れています。治療に関しては、感染コントロールを専門とする医師が2名在籍しており、抗体カクテル療法などを行政の指導に基づいて実施できるようにしています。また、地域医療の中核を担う病院であるため、コロナ以外の通常診療にも変わらず力を注がなければなりません。通常の病棟にコロナウイルスを持ち込まないように、出入り口は制限し、職員はもちろん、患者さんにも検温や手指消毒を徹底していただき、院内感染防止に細心の注意を払っています。もし、コロナ感染の疑いがあって、骨折などで緊急に手術が必要な場合にもお断りすることがないよう、スタッフの感染予防のため長時間の手術に耐えうる浄化装置がついたマスクを導入するなど対策を行っています」と、細野先生は万全の体制を示してくれた。コロナ禍にあっても、これまでと変わらぬ医療を提供してくれる同センターの存在は、地域の方にとって非常に頼もしい存在に違いない。

1.コロナ患者さんが骨折などで緊急に手術が必要な場合、医師や看護師が術中に感染しないための浄化装置がついたマスク
2.コロナ病棟で日々の対応に追われながらも、笑顔を忘れずに働くスタッフ
3.新規開設した公式LINEアカウント

整形外科の充実

リウマチ整形外科と骨折予防外来の設置

新院長の細野先生は整形外科が専門であり、様々な領域で体制の強化を図っている。「現在関節リウマチの治療は大きく進化しており、生物学的製剤と呼ばれる薬の投与によって、寛解を目指せるようになってきました。こうした背景から、今年4月にリウマチなどの免疫疾患を専門とする医師を1名増やし、リウマチ整形外科を新設することにいたしました。関節リウマチは働き盛りの女性がかかりやすい病気でもありますので、そうした方の生活の質向上に貢献ができればと考えています」と、熱意を込めて語る細野先生。さらに、先生は骨粗鬆症予防に力を入れ、骨折予防外来の開設も行ったという。「健康寿命を損なう大きな原因の一つが骨粗鬆症です。しかし、自覚症状がほとんどないこともあって、治療を受けようとされる方は多くありません。そこで『骨折予防外来』として診療を開始しました。薬や注射での骨粗鬆症治療を行う一方、運動や栄養面など、日常生活のアドバイスも行います。骨粗鬆症かどうかわからないという方もぜひご相談ください」。骨折予防外来は、かかりつけ医に相談をして、同センターの地域医療連携室を通すことで予約できるとのことだ。

リウマチ整形外科の診療を務める、日本リウマチ学会リウマチ指導医・専門医の椚座康夫先生。患者さんのQOL向上を目指し、丁寧な診察を行っている

地域での新たな取組み

SNSアカウントの開設と地域医療連携室の活動

新型コロナの影響により、対面での医療情報の発信は難しくなった。そうした状況下でも、患者さんと開業医の先生に向けての情報発信は、形を変えて続けている。「患者さんに向けては、公式LINEアカウントを開設しました。市民公開講座が行えなくなったかわりに、様々な医療情報を配信していければと考えています。また、地域医療連携室では、突発的に入院することになった患者さんのかかりつけの先生に、患者さんの許可を得た上で入院の報告をはじめました。通院が途絶えて心配されていた先生方に安心していただくことができ、好評を得ています」。

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独立行政法人 地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター
TEL:072-840-2641
枚方市星丘4-8-1


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