交野市長 黒田 実

市長・区長メッセージ

地域医療のこれからについて
市長・区長からのメッセージ

現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、今後の対策や取り組みについて各行政のトップにうかがいました

交野市長

山本 景

みんなのこころが 和むまち かたのへ

 2025年は団塊の世代が75歳以上を迎える年です。さらに2040年には、高齢者数がピークを迎え、その中で、後期高齢者が急増する一方で、若年層の人口が減少し、少子高齢化はさらに加速していくと予想されています。
 この「2025年問題」は、医療業界におきましても、医師、看護師、介護士等、医療や介護に関わる人材確保と環境整備にとりまして、喫緊の課題です。住民の日常生活に身近な市区町村が、地域の実情に応じた保健医療提供体制を構築すべきと考えております。
 交野市は、市域の約半分が森林であり、田畑や里山などの豊かな自然に恵まれています。一方で、JR学研都市線と京阪交野線の2つの鉄道が交差し、また、第二京阪道路の整備により、交通の利便性が格段に向上したことから、星田北エリアのまちづくりなどの新たなまちづくりが各地で進んでおり、医療機関の整備も予定されています。
 新しい取組として、令和4年10月診療分から、18歳になる年度の3月31日まで、こども医療費助成制度を拡充しました。さらに、令和5年2月から、子育て世代に対し、妊娠期から寄り添い、面談等を通じて必要な支援につなげる「伴走型相談支援」を拡充実施します。あわせて、出産育児関連用品の購入や子育て支援サービスの利用等にかかる負担軽減を図る「出産・子育て応援ギフト」による経済的支援を一体的に行う「おりひめ出産・子育て応援事業」を開始しました。
 さらに、令和5年4月から、市が実施するがん検診の自己負担額を500円のワンコインに見直し、国民健康保険加入者に至っては無償化します。コロナ禍により低迷したがん検診受診率の向上を図り、がんの早期発見・早期治療につなげ、健康寿命の延伸を目指します。
 「みんなのこころが 和むまち かたの」をスローガンに、全ての世代が安心して住み続けられるまちを目指します。

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