関西医科大学附属病院

関西医科大学附属病院
今後あるべき姿を求めて 診療・教育・研究を遂行 大学病院としての使命を果たす
最先端の医療機器を駆使した高度医療を提供する関西医科大学附属病院。地域に信頼され、愛される病院を目指したいと話す澤田病院長に、地域における病院の役割や今後の取組みについてお話をうかがった。

関西医科大学附属病院

澤田 敏 病院長

地域医療の発展を目指して

診療だけでなく教育も行える体制を構築

河内圏における高度急性期の治療を担当する関西医科大学附属病院。高齢化が進む近年の情勢に基づき、地域医療の充実を図るため平成30年に関西医科大学くずは病院を開院した。「当院は高度急性期医療を専門としていますが、治療後のリハビリや長期的なサポートを行うくずは病院を開院したことにより、切れ目のない医療の提供を実現しました。これは研修医や医学生など将来を担う医師の育成という観点からも有意義であり、従来の急性期病院での教育に加えて回復期医療や総合医療の教育を受けられる環境が整っています。介護福祉とは、どんな世界でどういった治療があるのか、実際の現場で現状に触れてもらうことが重要です。実践を通じて知識を身につける学びのステージとして、より広い視野を持った医療人の育成に尽力します」。また、地域内で全て完結できる地域包括ケアシステムの構築を目指して、さらなる診療体制の強化に取組む同院。5月を目処に地域医療連携推進法人を立ち上げる計画を進めている。「各々が独立性を保ちながら、医薬品の共同購入や薬の価格交渉など医療機関相互間の機能分担や業務を推進することを目的とした地域医療連携法人。複数の医療機関が参画し、競争よりも協調を選び連携を強化することで、さらなる地域医療の充実を図ります。世の中の流れは速く、そのスピードについていくためには常に努力をしなければなりません。先を見据えて、視野を広くして、前に向かっていく努力を怠らないことが大切だと考えています。地域医療を発展させることで、地域に貢献していきたいと考えています」と話す澤田病院長。地域のニーズを汲み取りながら〝地域で診る医療〟の取組みに余念がない。

楠葉地区の医療を担うくずは病院

附属病院で学べる特殊な疾患に加え、くずは病院での実習を通してより広い視野を持った医療人の育成に努める

新たな試みもスタート

最新の技術と知識を備え 日々進化する医療に対応

「アレルギー素因のあるお子さんが成長するにつれて、喘息やアトピー性皮膚炎など次から次へと発症していく『アレルギーマーチ』。年齢と環境で様々な疾患が出てくるため、小児科・皮膚科・耳鼻科など集学的に診ていかなければなりません」。平成29年にアレルギーセンターを開設し、各診療科の医師を集めてセンター化を実施した同院。昨年6月には大阪府アレルギー疾患医療拠点病院の指定を受け、診療科や組織の垣根を超えて幅広いアレルギー疾患に対応できる診療体制を整えた。院内設備に関しては、最新鋭の機器を備えた、ハイブリッド手術室を導入。これまで部屋の移動が必要で迅速な対応が難しかった〝手術〟と〝血管造影〟が一つの手術室で行えるようになり、診療時間の短縮と患者さんの移動負担の軽減を実現した。最新の治療技術や知識の習得にも余念がなく、ゲノム医療とiPS細胞に関する基礎講座を新たに開設。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイド型の治療ができるように日々研鑽に励んでいる。今後は周術期の口腔ケアを始めとした専門的な周術期口腔機能管理に取組みたいと話し、歯科用チェアの増設や医師の増員を計画中。4月以降には体制が整う予定だ。医療の質向上を目指すその姿勢から今後も目が離せない。

検査から手術までシームレスに行えるハイブリッド手術室。さらなる効率化を図る

同院で行われた災害訓練の様子。地域の2次救急医療機関での模擬診療や情報通信訓練を実施した

院内体制の充実を図る

創立90周年を迎え 次なるステップへ

がん診療連携拠点病院や高度救命救急センターなど様々な認定を受け、大学病院ならではの医療を提供する同院。急性期医療を中心に地域医療を支える基幹病院として認められ、昨年4月には日本医療機能評価機構認定病院に認定された。「病床稼働率がほぼ100%、平均入院日数11.5日、外来患者数は1日当たり2000人以上とますますの活性化が続いています。〝断らない医療〟というスローガンを掲げている当院は、地域住民の信頼と期待に応えるため、別館開設のプロジェクトを立ち上げました。4年後の完成を目標に計画を進めていきます」。先々までの病院の在り方を考え、さらなる医療体制の強化に邁進する。

hospital data

関西医科大学附属病院
TEL:072-804-0101
枚方市新町2-3-1