関西医科大学附属病院

関西医科大学附属病院

アフターコロナ時代に向け
未来の医療を形づくり
最適な医療を提供する

高度医療を提供し、未来の医療を切り拓く関西医科大学附属病院。今年4月に新病院長に就任した松田病院長に、コロナ禍で問われる医療の本質をはじめ、同院が取組む最先端医療と目指すべき病院像についてお話をうかがった。

新型コロナ禍の医療

感染対策と安全が医療現場の最重要テーマ

日本の医療はコロナ禍で逼迫。未曾有の医療災害によって、医療崩壊の危機に直面している。「今の医療では、コロナ感染患者さんとそれ以外の患者さんをどのように分けて診療するかが重要です」と語り始めたのは、2021年4月に新院長に就任した松田公志病院長である。「日本全体がコロナ一色で混乱するなか、急増するコロナ患者さんだけを診て、他の患者さんを診ないという選択肢はありません。そこで関西医科大学ではコロナ患者さんを関西医科大学総合医療センターが一括して対応し、当院では可能な限り、3次救命を含めた通常医療を続けております。当院の特徴は45の高度に専門化された診療科とハートセンターや脳卒中センターなど7つの集学的な治療を可能にしたセンターを有している点です。『最先端かつ個々の患者さんに最適な診療を提供すること』を使命に、安全であたたかい医療を提供します」。本院では感染制御部に感染症対策の指導的立場の医師を配し、科学的根拠に基づいた感染対策を日々実行。医療圏内唯一の特定機能病院、地域がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院、大阪府アレルギー疾患拠点病院、大阪府難病診療拠点病院など様々な顔を持つ大学病院として地域医療に貢献している。「コロナ終息後の地域医療を見据えれば、今後目指すべきは病院の機能分化です。現在、当院は北河内地区の16病院が連携する『北河内メディカルネットワーク』の中心病院として、地域包括医療システムの構築に寄与しています。大学病院ならではの技術を他院へ開放し、当院のPETやMRIなど放射線機器を用いた検査を自由に予約していただくなど各病院との連携強化を進めております」とコロナ収束後も見据えた対応策を講じている。

地域医療連携推進法人北河内メディカルネットワーク。地域包括ケアシステムの構築に寄与するもので、北河内医療圏に属する16病院が参加

TAVIなど体への負担が少ない低侵襲治療を提供

光免疫療法センター(写真はファントムでの治療風景)

新たな試みもスタート

第5のがん治療として注目
光免疫療法センターが開設

同院は大学病院、特定機能病院として最新の医療機器を導入し、手術支援ロボットやハイブリッド手術室を設置。より正確で精密な各種手術を実施し、最先端の医療をリードし続けている。また、医学の発展に向け新規医療の開発にも着手。日本でも有数の大学病院として未来の医療を追い続けるなか、まず注目すべきは4月に開設したばかりの光免疫療法センターである。「今は、国民の半分ががんになる時代です。従来のがん治療は、手術・放射線・抗がん剤・免疫療法の4つの治療がありましたが、“第5のがん治療”として注目されているのが光免疫療法です。副作用が少ないことが最大の利点で、効果も十分に期待できます。まだまだ発展の余地があるため、来年4月には本学に光免疫医学研究所を設置し、対象疾患を広げたり、新たな薬の開発に繋げる研究を進めていきます」。また、最先端の医療の実現とともに、現場の医療の質を高めるため、看護師特定行為研修も昨年からスタート。すでに34人の看護師が研修を修了し、特定看護師として活躍。医師、薬剤師とともに共通の規範のもとにこれまで以上に高いレベルでの患者中心のチーム医療を推進している。今後の活躍に期待が持てる同院の施策の一つと言えるだろう。

3年後に新設予定の附属病院別館

未来の医療を拓く

ICT化・スマート化で
医療現場に革命を

療安全を重視しながら先端医療を提供するだけでなく、教育・研究にも力を入れる同院。松田病院長がその先に見据える、未来の医療とは。「未来の医療を形づくるのも大学病院の使命です。待ち時間や無駄な手間を省くアプリを導入したり、患者さんの診療記録がすぐに分かるデバイスで効率化を図り、ITやロボットなどの最新テクノロジーを積極的に導入し、医療のスマート化を図っていきたいと考えています。また、3年後には当院の本館裏に別館の新設を予定しております。別館建設後は本館のリニューアルも進め、より快適に診療を受けていただける環境を作っていきますので今後もご期待ください」。

hospital data

関西医科大学附属病院
TEL:072-804-0101
枚方市新町2-3-1


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