医療法人 全心会 寝屋川ひかり病院

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[テーマ]

隠れ患者が多数 骨粗しょう症の真実

隠れた骨粗しょう症もMRIによる精密検査で診断
無症状だけに気付かない 骨粗しょう症の怖さ
 骨粗しょう症とは骨の中に詰まっている「骨りょう」が加齢等によりスカスカの状態になり、骨が劣化し、骨折しやすくなる病気のこと。「自覚症状がなく、進行していくのが特徴です。実際、骨折してからレントゲンを撮って初めて、骨粗しょう症に気付く場合も少なくありません」と語るのは習田先生だ。患者数は全国で約1300万人と推定される中、実際に治療を受けているのは全体の2割程度。さらに、自覚症状がなくても、骨折を起こす危険性が高い『骨粗しょう症予備軍』は非常に多い。「まずは自分自身を疑うこと。『私は健康だから』といった過信は危険です。特に高齢者の場合、骨を作る働きが弱まっているため、骨折すれば長期の入院やリハビリを余儀無くされます。そのリスクを踏まえて、骨密度を定期的に測る大切さを皆様に伝えていく。それが私の使命です」。自覚症状がなく進行するからこそ、普段から体の声を聞くこと。これが骨粗しょう症を防ぐカギである。
骨密度を定期的に測り、リスクの発見と対策を
 自覚症状はなくとも、日常で「自分は骨粗しょう症かも」と気付く機会はある。例えば、背中や腰が丸くなっている、身長が縮んでいる、というケースだ。「特に、背中や腰の痛みが半年以上続いている場合、『歳のせいだから』と諦めず、まずは骨密度を測ってみてください。また、閉経期を迎えた50代以降の女性も、女性ホルモンの分泌量低下とともに、骨密度も急激に減ってしまいます。年に1回は骨密度を測りましょう」。骨密度測定において、同院では極めてX線量の少ないX線装置を採用。手首で気軽に測定でき、測定時間も約1分間。測定結果もすぐに分かるため、利用する患者も多い。「精密な骨密度を測定する場合はMRIによる検査も可能で、1週間という短期間で結果をお伝えできます。現在は昔と比べて医療も発達しています。骨粗しょう症と診断された場合も、運動や食事のアドバイスはもちろん、投薬や注射の種類も多く、幅広い治療法から一人ひとりに合わせた治療法を提案させていただきます」。高齢化が進み、骨粗しょう症による骨折がきっかけで、要介護状態や寝たきりになる人が増える中、習田先生は正確な診断と適切な治療により、患者の将来にわたる生活の質と自立した生活を守っている。

精密な骨密度を測定するために、MRIによる検査も実施。従来のMRIに比べて、オープン型のため閉塞感がなく、無理なく検査を受けることができる

ドクターへの講演を通して地域の医療機関との連携を図る習田先生。地域住民に対しても今後も継続的に情報を発信していく

リハビリテーション科との連携で機能障害を回復
 「骨粗しょう症の改善に効果的な方法は投薬や注射になりますが、正しい食生活を送ったり、普段から積極的に体を動かすことも欠かせません。太陽を浴びながらウォーキングをするだけでも効果がありますから」。包括的なケアの必要性を説く習田先生が、日常生活におけるアドバイスをするほか、非常勤も含め在籍する9名の理学療法士は、先生の指導のもと、変形に伴う腰・肩・膝に対して、患者に合わせたリハビリテーションを提供している。器具も充実させているため、温熱療法・寒冷療法・電気治療・水治療・牽引治療など幅広い治療も可能。さらに、介護保険を利用されている方を対象に通所リハビリテーションまで備えるなど、短時間のケアを希望する患者の声も大切にしている。「これまでは私は疼痛領域に対して注力してきましたが、痛みが取り切れない要素が数多くあることが分かってきました。大きな要因の一つが骨粗しょう症に伴う体の痛み。潜在的な患者数も多いため、今後は骨粗しょう症の周知を図るため、地域住民の方々へ積極的に周知していきたいですね」。患者が安心して暮らせる社会。これを“目指すべき地域と医療の在り方”と考える習田先生は、社会との繋がりをより強固なものへと変え、理想を追求していく。

担当医

習田武史 先生

A型/蟹座/防衛医科大学卒/日本整形外科学会認定専門医・認定スポーツ医・認定リウマチ医・認定運動リハビリ医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター。防衛医大付属病院でスポーツ外傷・障害の治療経験を積み、自衛隊阪神病院整形外科で約10年間、関節鏡手術を執刀。同院リハビリテーション科部長・整形外科部長を兼任。現在、寝屋川ひかり病院副院長兼整形外科部長に就任に、国内外で講演や手術指導を行う

専門医療にできること!

毎年約2500件に及ぶ日帰り手術を執刀

豊富な経験を持つ大島先生と専任スタッフがチームで手術に臨めば、短時間で手術が可能。開院当初から昨年12月末までの間の手術総数の推移を示すグラフでは年々日帰り手術のニーズが増えている

開院当初から昨年12月末までの間に大島先生が執刀した手術総数のグラフ

最先端の設備を導入することで難度の高い日帰り手術も可能に

大島先生が開発に関わった27ゲージ小切開硝子体手術システムの装置をはじめ、大学病院レベルの最先端手術システムを完備。低侵襲かつ負担の少ない短時間の手術が可能となる

もしもの故障に備えて2台の超音波白内障手術装置を導入しているほか、最新鋭の手術顕微鏡も設置。万全の体制で手術に挑む

hospital data

医療法人 全心会 寝屋川ひかり病院
TEL:072-829-3331
寝屋川市石津元町12-20