寝屋川市長 広瀬 慶輔

市長・区長メッセージ

地域医療のこれからについて
市長・区長からのメッセージ

現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、今後の対策や取り組みについて各行政のトップにうかがいました

寝屋川市長

広瀬 慶輔

「大きな変化」に挑戦

 近年、風水害や地震などによる被害が全国各地で増加しています。特に、南海トラフ巨大地震は、今後40年以内に90%程度の確率で発生すると言われており、自然災害の発生に備え、防災・減災対策を強化することは、当市においても喫緊の課題となっております。
 そのような中、当市では、令和4年度に災害発生時の医療救護体制を強化するため、市医師会、市病院協会、市歯科医師会及び市薬剤師会と「災害時の医療救護に関する協定」を改訂しました。これにより、災害時には市災害医療センターを市内4病院に設置し、4病院を含む市内14病院が連携・役割分担し、被災者を傷病の程度に応じて振り分けることで、より適切な処置を受けることができる『市民の命を守る』安心・安全な医療救護体制を構築しました。 また、中核市としては初となる「難病患者(高度医療機器使用患者)レスパイト入院費用助成事業」を令和4年度から開始しました。レスパイト入院は、在宅で療養されている御本人と御家族の負担を軽減することを目的としていますが、同時に、平常時に病院での受入れを経験していただくことで、災害時、病院への避難を円滑に行っていただくことにもつながるものと期待しています。
 このように、当市では、社会の仕組みや課題の本質をとらえた「寝屋川水準」の政策の立案を進め、市民生活をより豊かにするための「大きな変化」に挑戦しています。引き続き、市の魅力を高め、市内外の多くの方から『選ばれるまちづくり』の実現に向けた取組を進めてまいりますので、皆様方におかれましては、なお一層の御理解・御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

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