【対談】医療法人 長尾会 ねや川サナトリウム

ドクター 対談

地域に深く寄り添う
精神科病院の取組み

医療法人長尾会は、長きにわたりグループ一体となって地域の精神科医療に貢献してきた。本年4月、守口長尾会クリニックが移転し、ながお駅前クリニックとして生まれ変わるのを機に、一層の地域貢献に取組んでいく。

本院と駅前クリニックの連携で
充実した精神科医療を提供する

本院駐車場に設置された発熱患者さん向けのテント。感染対策を徹底し、これまでと変わらない診療が受けられるように配慮している

サテライトクリニックの移転

長尾
これまで守口市で幅広い精神疾患に対応していた守口長尾会クリニックが、本年4月に移転をすることになりました。京阪「寝屋川市駅」の駅前商業施設に移転するので、患者さんにとって利便性が向上するのではないかと考えています。
野村
精神科の診療では、より多くの人が患者さんとつながることが重要です。移転で利便性が向上することによって、精神保健福祉士さんをはじめとしたパラメディカルの方も関わりやすくなり、より患者さんを手厚く支援できる体制を築けるのが嬉しいですね。また、本院と距離的に近くなったことで、今までよりも密接な医療連携が可能となることも大きなメリットだと感じています。

コロナ禍での診療体制

長尾
新型コロナの流行により、精神科医療も大きな影響を受けました。コロナによる制限で精神的に影響を受ける方も多くいらっしゃいましたし、既に精神疾患を患っている方がコロナによって受診しづらい環境になったことも問題でした。本院ではそうした状況に対応するため、コロナ患者さんの受け入れを一昨年の12月から開始し、これまでと変わらない医療を提供できる体制を整えました。本院は精神科だけでなく、内科の医師も勤務しておりますので、心だけでなく身体全体をトータルで診療することが可能です。患者さんのお悩みに幅広く対応していければと考えています。
野村
通常精神科のクリニックは、発熱症状がある方は受診をお断りするケースが少なくないと思いますが、私たちの場合は本院を紹介できるので、その点は非常に大きいと感じています。また、本院ではワクチン接種に対応しているので、新型コロナワクチンを受けたいという方を本院に紹介したケースもありました。

野村吉宣院長/旧守口長尾会クリニックから、移転後も引き続き院長を務める。日本睡眠学会睡眠医療認定医

長尾喜代治地域センター長/ねや川サナトリウムの副理事長も務める。地域医療への貢献のため、様々な取組みを行っている

不眠や過眠に対する診療

長尾
野村先生は睡眠に関する診療を専門とされていて、これまで不眠や過眠で悩む多くの患者さんに対応されてきたと思います。移転後のクリニックでも継続して診療を行っていただくと思いますが、詳細を教えていただけますか。
野村
まず不眠を訴える方の場合、お薬を処方してある程度安定して眠れるようになるまで診療を行うのですが、私はさらに一歩踏み込んだ、不眠の認知行動療法(CBT-I)に取組んでいます。「ある程度寝られるようになったけれど、薬を飲み続けることが不安」という方や、「寝てはいるけれど十分に睡眠が取れているか不安」という方に対し、不安を取除いて睡眠の質を上げていく治療です。臨床心理士による1回50分のトレーニングを2〜3週間に1度、計5回受けていただくことで、眠りに対する認識を変えていきます。また、不眠とは逆に寝すぎてしまう過眠についても専門的な診療を行っており、夜しっかりと眠ったにも関わらず、昼間に眠ってしまうという方にも対応いたします。

これからの診療について

長尾
寝屋川市駅の駅前にサテライトクリニックが誕生するということで、精神科疾患で悩むより多くの方をフォローできることを期待しております。駅前では不眠や子供から大人までの発達相談、認知症のスクリーニングなど幅広い診療を行い、重症で入院が必要なケースは本院で対応する、という医療連携をこれまでよりも深く行っていきたいです。
野村
移転に伴い、これまで守口市で診療を受けられていた方にはご迷惑をおかけしますが、スタッフは全員変わらずに移転します。診療の第一歩として、これまで受診されていた方をフォローすることが大切と考えていますので、ぜひこれからも受診いただければ幸いです。医師・スタッフ全員が協力して、精一杯診療に尽力いたします。

移転後のながお駅前クリニックの受付の様子。寝屋川市中央図書館と同じ施設内への移転で、より利便性の高いクリニックに姿を変える

hospital data

医療法人 長尾会 ねや川サナトリウム
TEL:072-822-3561
寝屋川市寝屋川公園2370-6


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