社会福祉法人 恩賜財団 大阪府済生会野江病院

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新院長就任で心機一転
地域へのたゆまぬ貢献と最適な医療を提供する

地域医療支援病院、大阪府がん診療拠点病院として、地域への医療貢献を続けてきた大阪府済生会野江病院。今年4月からは福田先生が新院長に就任し、新たな体制を歩みはじめる。福田先生に、現在の所感や抱負をうかがった。

地域に根ざした医療

医療と福祉の連携や開業医との関係を重視

大阪府済生会野江病院は、高度急性期病床18床、急性期病床382床の合計400床からなる急性期病院として、これまで多くの患者さんを救済してきた。また、地域医療支援病院として、周囲の医療機関との連携にも力を入れ、地域医療の発展に貢献してきた。そうした歴史を持つ同院は、新しく福田先生を院長に迎え、4月より新たな体制を歩みはじめる。福田先生に、就任にあたっての所感をうかがった。「これまで私はずっと大学病院に務めていたのですが、縁あって昨年10月から野江病院にやって来ました。こちらに来てとても感動したのは、医師や看護師はもちろんのこと、全てのスタッフが済生会の理念に沿って、一致団結して患者さんのために働いていることでした。当院には『地域の方々の健康維持に貢献し、信頼される病院をめざす』という理念があるのですが、その実践をすべく祝日の診療も行っており、スタッフの献身的な働きにより、地域の幅広い方々に喜んでいただいているように感じています。地域医療においては、患者さんを入院中だけでなくトータルでサポートができるよう、野江訪問看護ステーションや、野江居宅介護支援事業所などと協力して『野江医療福祉センター』を形成し、隙間のない医療の提供ができるよう努めており、その点は当院の大きな強みだと感じています。開業医の皆様との連携にも力を入れていて、登録医の数は400名を超えました。コロナ禍により対面での交流は難しい状況ですが、新たにWEBを用いた症例報告会などを行うことで、地域の先生方とのつながりは一層強化されていると思います。こうした取組みを続けることで、さらなる地域への貢献ができればと感じています」。

1.病診・病病のスムーズな連携を担う地域医療連携課の職員
2.WEB症例報告会の様子。紹介された患者さんがどういった治療を受けたか報告することにより、開業医との連携を深めている
3.野江訪問看護ステーション・野江居宅介護支援事業所の職員。野江病院が掲げる隙間のない医療貢献に努めている

先進医療への取組み

脳神経外科の体制強化とがん診療への取組み

同院は高度急性期病床を持つ病院であり、先進医療の導入も積極的に行っている。いま力を入れている分野について、福田先生にお話をうかがった。「高齢化により需要が高まっている診療科の一つに、脳神経外科が挙げられます。そこで当院は、脳血管内治療を専門とする先生を今年4月にお招きすることにいたしました。先生の就任により、脳卒中に対する超急性期治療に対応できるようになり、患者さんの生命予後改善に大きな期待が持てるようになります。また、当院は大阪府がん診療拠点病院であり、がん診療に力を入れています。将来的には手術支援ロボットを導入し、より精密な手術ができる体制を整えたいと考えています。手術支援ロボットを用いれば、小さな傷口で手術が行え、患者さんの身体的負担を軽減でき、これまで手術が難しかったご年配の方を手術できる可能性が広がります。手術支援ロボットによる手術は、消化器外科や、呼吸器外科、婦人科などでも取入れることで、それぞれのがん手術が大きく進歩するはずです」と、福田先生。同院のがん診療は、内科・外科・放射線科・精神科がチームを組んで治療にあたっており、手術以外でも手厚い治療を受けることが可能だ。

1階に設けられた、発熱した患者さんの待機ブース。発熱が確認された場合や、少しでも感染の疑いがある場合、院内感染が起きないように隔離している

コロナ診療の現在

感染者の診療体制と院内の水際対策

「当院では新型コロナ患者さんの受け入れも行っています。もともとSCU(脳卒中集中治療室)として使用していた部屋で治療を行っており、診療は呼吸器内科の医師が対応しています。症状が悪化した際も、呼吸管理を万全に行える体制を取っております。発熱外来は行っておりませんが、当院入口には非接触の体温計を設置し、患者さんが発熱されている場合には、1階の専用ブースで待機していただいており、水際対策も万全を期しています。新型コロナの感染が怖くて通常の診療をためらう方もいらっしゃると思いますが、しっかり対策を講じていますので、これまでと変わらず相談いただければと思います」。

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社会福祉法人 恩賜財団 大阪府済生会野江病院
TEL:06-6932-0401
大阪市城東区古市1-3-25


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