医療法人 大慶会 星光病院

脳外科・脊椎救急医療
寝屋川市から二次救急医療協力病院として指定されている星光病院。脳神経外科と整形外科を中心に対応する同院は、脳卒中専門であり脊椎外科認定医でもある秋山先生が加入したことで対応力も強化された。
脊椎の専門医が新たに加わり
脳外科・脊椎分野の対応力が強化
救急医療の対応力を強化
川上
急性期病床107床を備える当院では、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血のほか、転倒事故や交通事故による頭部外傷、脊椎・頸椎損傷をはじめとする、脳神経外科・整形外科分野での救急対応に注力。本院では全科で年間約1000例ほどの手術に対応しており、緊急入院や手術などを必要とする比較的症状の重い患者様を中心に、24時間365日体制で救急診療を行っています。北河内地区の急患対応が増加傾向にある中で、今年の4月より秋山先生を加えた新体制を始動。さらなる救急対応への強化をはかることができました。
秋山
星ヶ丘医療センターで診療部長も経験し、専門である脊椎・脊髄を中心に手術を行ってきました。星光病院では、川上院長の指導のもとで、これまで培った経験を活かしたいと考えています。
早期復帰を目指す低侵襲手術
川上
当院では、2019年春より腰椎変性疾患に対して内視鏡手術を導入し、2021年4月には京阪沿線で先駆けて腰内視鏡センターを開設。主に腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症を対象として、低侵襲が特徴の腰椎内視鏡手術を実施しています。
秋山
川上先生の専門分野である腰椎内視鏡手術ですが、傷口が目立たないほど小さく、術後の疼痛も少ないので、回復が早い点が利点ですよね。4~5日間ほどの短期間で退院できるなど、早期の社会復帰が見込めます。
川上
そうなんですよ。北河内地区は高齢化が進んでいる地域ですので、侵襲が低い治療を行うことは不可欠。これらの脊椎手術や脳神経外科領域での手術件数は年々増加しています。また、早期治療を目指す整形外科は、手・足・腰など部位ごとのエキスパートを揃えており、医師5名体制で柔軟な診療を実現しています。腰椎内視鏡手術のほか、高齢者に多い大腿骨頚部骨折などは、入院後に早期手術を行うことで、手術待機によるリスクを軽減。生物学的製剤によるリウマチ治療、骨芽細胞(骨を作る細胞)の数を増やす骨粗鬆症治療などの多角的な取組みも行っています。
秋山
当院は脳神経外科だけでなく、整形外科や麻酔科など各診療科との円滑な連携が特徴です。さらに、疾患に応じた院内での連携はもちろん、重症疾患に対しては周囲の大学病院と連携をしながら、患者様にとってベストな医療提供を心がけています。
川上
各疾患の緊急治療・手術に対応できる万全の救急体制が当院の強みです。寝屋川市の中央に位置していることからも、救急対応を中心として地域医療に今後も貢献していきたいと思っています。また、新病院建設の構想もありますので、ニーズに合わせた病院として発展し続けます。
救急医療にできること!

