医療法人 桜希会 東朋病院[一丸 之寿 副院長]

医療連携の強化で 呼吸器疾患で苦しむ 患者さんを救う

各医療機関との連携で 患者さんを的確に治療

 発足から約1年半が過ぎ、地域の医療機関から認知され始めてきた東朋病院の呼吸器内科。今では高いレベルで連携ができていると一丸先生は語る。「急性期病院では平均在院日数を抑える必要があり、本来ならまだ人工呼吸器が必要な患者さんでも、退院を促さざるを得ないことがあります。しかし、その状態の方を受け入れられる医療機関は少なく、結果行き場をなくされるという状況が生じるのです。当院は急性期病院ではありませんが、人工呼吸器を最大15台稼働できる環境が整っており、最近では大阪市立総合医療センターなどの大病院から患者さんの受け入れを依頼されることが多くなってきました。一方で開業医の先生方からは、診断に困った患者さんの受け入れをお願いされるようになり、地域医療連携が軌道に乗り始めたと感じております」。診断がついていても処置や療養が難しいALS(筋萎縮性側索硬化症)などの難病患者さんについても、可能な限り受け入れを行っているとのことで、今や地域にとってなくてはならない存在になったと言える。

呼吸器リハビリでは呼吸筋を刺激し、詰まった痰を排出して炎症を防止。徐々に肺の力を取り戻す

ハロウィンでは仮装を行い、今年は全身被り物をして患者さんをなごませた

呼吸機能回復を目指す リハビリテーション

 病気の診断、治療はもちろんのこと、患者さんの生活の質向上にも気を配っている。「現在力を入れているのは呼吸器のリハビリで、『呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ)』の施設基準も取得いたしました。弱った呼吸筋に刺激を与えて肺の力を強くし、チャンスがあれば自力での呼吸を目指すということを行っています」。これからも同院は様々な取組みを続けていく。

教えて!先生

なかなか咳が治らないのですが、原因がわからずに困っています。治るのでしょうか

咳を引き起こすのは喘息だけではなく、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、時にはストレスや逆流性食道炎が原因ということもあります。咳がずっと続いて治らないという場合、当院では呼吸器だけではなく全身の検査を行って原因を突き止め、治療を行っています

喘息で症状が治まっても、粘膜はむくんだままの可能性があると説明する一丸先生

一丸 之寿 先生

【プロフィール】
O型/獅子座/弘前大学医学部卒/大阪市出身/医学博士/元大阪市立大学医学部呼吸病態制御内科等講座講師/日本呼吸器学会呼吸器専門医/日本内科学会認定内科医・総合内科専門医/日本アレルギー学会会員/日本喫煙学会全国禁煙ネットワーク会員/日本内視鏡学会会員/日本災害医学会会員
【趣 味】
テニスが好きで、今もよくプレイしています。文化系では読書やものづくり、絵を描くことが好きです。実は当院の広報誌のイラストは私が担当しています。
【休日の過ごし方】
子どもが2人いて、よく遊んでいます。上の子は塾に行きだしたので遊ぶ機会が減りましたが、下の子とはたくさん遊んでいますね。

hospital data

医療法人桜希会 東朋病院
TEL:06-6923-6226
大阪市都島区都島南通2-8-9