鶴見区長 長沢 伸幸

市長・区長メッセージ

地域医療のこれからについて
市長・区長からのメッセージ

現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、今後の対策や取り組みについて各行政のトップにうかがいました

鶴見区長

長沢 伸幸

だれもが地域で安心して
暮らせるまちづくりへ

 鶴見区は大阪市の中では若年層の割合が多く、高齢化率が低い区でありますが、日本の多くの地域同様に少子高齢化が進んでいます。
 当区では「だれもが地域で安心して暮らせるまちづくり」の実現を区運営方針に掲げ、医療・介護の分野では認知症関連の支援や健康づくりを積極的に推進しております。まず、区民の方に対する認知症初期集中支援のための相談窓口として、大阪市福祉局が設置する「つるりっぷオレンジチーム」があります。区においてもチームの役割を広報つるみ等で周知するよう努めています。次に、認知症連携連絡会(医師会・認知症サポート医・地域包括支援センターが参画)及び多職種連携連絡会が構成メンバーとなる「つるりっぷネット」において「相談支援室」を設置し、関係者間の業務の橋渡しを行うなどネットワークを活かした取組みを推し進めています。また、同室の編集のもと、もしものときの治療やケアについて話しあうときに使っていただく『鶴見区版 人生会議の手引き』を発行し配布しています。
 さらに、区民自らが認知症予防のためにできることや脳トレを紹介したパンフレット『元気で長生きしたいあなたへ』や認知症になっても自分らしい生活をするための意思形成などに寄与する『わたしのケアノート』を配布しています。
 また、長引くコロナ禍においては、感染予防のために外出を控えることで、体を動かす機会や人との交流が少なくなり、健康への影響が心配されていますが、地域においては、地域団体の役員や保健福祉活動の担い手の皆様の努力により「いきいき百歳体操」等を運営していただいております。介護予防のため運動の効果だけではなく、安否確認や交流の場ともなっております。
 引き続き、地域と行政、関係機関が協働して、「だれもが地域で安心して暮らせるまちづくり」を進めてまいります。

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