【対談】吉田病院 吉田 直正理事長 ×吉田 和正先生

【対談】吉田病院 吉田 直正理事長 ×吉田 和正先生

包括的な連携で目指す

新時代の地域医療

昭和45年の開設以来、親子二代で心のかよった医療を提供してきた吉田病院。半世紀という節目を迎える今、包括的な地域医療の実現など同院の取組みについて、吉田直正理事長と吉田和正院長にお話をうかがった。

開設50周年の今こそ初心にかえり、 新たな挑戦との両輪で地域に貢献

地域連携で手厚くサポート
吉田直:
吉田病院は急性期病院として地域に根ざした医療を提供しながら、患者様を広範囲にサポートする体制も整えています。毅峰会グループには地域包括ケア病棟を擁する青樹会病院をはじめ、院内の透析医療センターと共に透析治療を行う吉田クリニック、特別養護老人ホームを軸に様々な老人介護サービスを供する寝屋池田長寿の里とひら中振長寿の里、そして訪問看護ステーションやケアプランセンターなどもあり、各施設との緊密な連携が大きな強みです。
吉田和:
グループ内はもちろん近隣のクリニックの先生方とも連携し、さらに医療と介護の連携にも積極的に取組んでいます。おかげさまで近年、地域包括の可能性が徐々に具現化されてきました。
新たな広域連携事業も始動
吉田直:
連携といえば令和元年6月には、関西医科大学を中心とした北河内メディカルネットワークに吉田病院や青樹会病院も参画しました。これは平成29年4月に施行された地域医療連携推進法人制度を元に、関西では初の試みとして認定された一般社団法人で、医療機関の機能分担と相互連携を推進し、地域の皆様により安全かつ質の高い医療・介護サービスを提供することを目指しています。
吉田和:
これにより従来の地域連携からさらにエリアを広げ、北は枚方市から南は大東市まで広範囲に渡る北河内医療圏内において、地域包括ケアシステムの構築が成されるものと確信しています。今後はこのネットワークを通じて関西医科大学との連携も深まり、医師や看護師を含む勉強会などで先進医療の知識が相互共有されることでしょう。その結果として、エリア全体で医療のクオリティが大きく向上することを私自身も期待しています。

吉田直正理事長/平成6年高知医科大学卒業。医学博士。大阪市立大学附属病院等を経て平成18年から現職。

吉田和正院長/平成3年関西医科大学卒業。医学博士。関西医科大学附属病院外科等を経て平成16年から現職。

半世紀受け継がれる思い
吉田直:
当院の体制に立ち返ってお話しすると、令和2年5月、吉田病院は開設50周年を迎えます。開設時から変わらないのは「心のかよった、真心医療」「安全・安心で確かな医療」「地域に密着、地域に貢献」という三つの理念。これは当院の創設者であり先代理事長であった父から、私たち兄弟に受け継がれた医師としての志でもあります。
吉田和:
吉田病院が開設した昭和45年にはちょうど大阪万博が開催され、子供だった当時、この病院の屋上から太陽の塔を見たことを覚えています。あれから半世紀、現在の国の施策方針を鑑みれば父の教えは正しかったと身に沁みて感じますし、だからこそ今あらためて初心に立ち返り、その意思を確実に継承していくつもりです。また同時に各分野の新しい治療法や医療機器をいち早く取り入れ、絶えず先進医療を追求することで、時代の変化にも対応していく。新たな挑戦と、継承との両輪で地域に貢献していく所存です。
地域と共に次の時代を歩む
吉田直:
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題を見据え、今後はより一層スムーズに医療と介護を繋げていくことが重要です。そしておじいちゃんおばあちゃんからお孫さんまで、幅広い世代の方に信頼され必要とされる医院でありたいと思います。
吉田和:
当院の診療科目は多岐に渡りますが、それは病院を訪れる患者様のニーズに応えるためです。慣れ親しんだ地元の医院で手術し、術後も診てもらいたいという患者様の思いを大切にしながら、地域医療の完成形を目指したいですね。
吉田直:
私たちは地域の方々が求める医療を提供することこそ、病院経営の意義だと考えています。今後も兄弟で仲良く助け合いながら、心のかよった医療をお届けしていきます。

北河内メディカルネットワークには、毅峰会を含む12の法人・個人が参加。医療介護における情報共有と相互連携を推進する

グループ施設や考えを同じくする医師と連携し、急性期から慢性期、更に治療後のリハビリや介護のサポートまでシームレスに行う

hospital data

医療法人 毅峰会 吉田病院
TEL:072-833-1831
枚方市北中振3-8-14