医療法人 毅峰会 吉田病院

[テーマ]

チーム医療で目指す 低侵襲なカテーテル治療

医療チームや地域と高度に連携し 真の24時間365日対応を実現
地域医療を支える圧倒的な 治療数と救急応需数
枚方市や寝屋川市などを含む北河内医療圏において、吉田病院循環器内科のカテーテル治療数は群を抜いている。血管内治療は年間100例をこなせば難治例にも対応できると言われるが、心臓カテーテルチームを指揮する木戸先生は年間約300例、もう一人の川口先生も約200例を担当。しかも救急搬送における応需率は100%だということで、もちろん応需数も地域でトップクラスを誇る。通常夜間の救急対応はオンコールで医師を呼び出すことも多いが、それではタイムロスが生じ収容から処置開始まで1時間ほどかかることもある。しかし「当院では処置開始まで約20分。狭心症や心筋梗塞を発症した患者さんにとって“時は命なり”ですから、医師や専門スタッフが昼夜問わず常に待機し最短・最速の治療に努めています」と木戸先生は話す。迅速かつ確実な対応は周囲からの信頼に繋がり、救急隊からの要請も増え続けているという。木戸先生の心臓カテーテルチームは、地域にとってなくてはならない存在だ。
地域連携を軸に 安心の治療環境を構築
 新たな急患を可能な限り多く受け入れるため、在院日数を短縮してベッド数を確保し急性期に特化した体制を敷く一方で、慢性期に入った患者のケアにも手を尽くしている。「例えば吉田病院と同法人の青樹会病院に転院した場合、病状に万が一のことがあればすぐ当院に戻ってこられます。また他の慢性期病院や地域のかかりつけ医とも連携し、安心して治療を継続できる環境を整えています」。逆に地域の診療所から検査等で患者を紹介されることも多いが、CTは検査から診断まで1日で完了。また近隣から患者を移送する際には「ドクターカーによる対応も可能です。車内にはモニターや酸素吸入装置、電気ショックなど救急車並みの設備を備え、必ず医師、看護師、事務員の3名でお迎えに上がります」。こうして地域と連携し心臓カテーテルの第一人者として活躍する木戸先生だが、必ずしもカテーテル治療を至上としているわけではない。「確かにカテーテル治療は侵襲度が低く、入院も1泊2日ほどの短期間で済みます。しかし薬物治療やバイパス手術など他の治療方法についてもメリット・デメリットを説明した上で、患者さん自身のご意向を尊重し最適な治療法を選択します」と患者に寄り添う姿勢は明確だ。

80列のマルチスライスCTで心臓から全身の血管まで精査し、より低侵襲な治療への可能性を探る。放射線技師が常駐しているため検査結果は即日アップ

術前には医師、看護師、臨床工学技士、放射線技師のチーム全体で情報を共有。手術の安全度を高め、合併症などのリスクを最大限排除するよう努める

安全かつ高度な治療を チーム医療で実現
救急医療、CT検査、ドクターカー出動のいずれも24時間365日フル稼働で大車輪の活躍を見せる中、一般的な治療数をはるかに上回る治療実績は、医師のみならず看護師、臨床工学技士、放射線技師を含む心臓カテーテルチーム全体の技術力向上にも波及している。「例えば臨床工学技士は心電図モニターを注視し、血圧が下がると心臓の補助装置を組み立てますが、通常10分かかる作業でも経験豊富な当院の臨床工学技士ならわずか約5分で完了します。また腎臓に疾患のある患者さんの場合には、放射線技師による造影剤の調節がミリ単位で必要。手術ではこうしたスタッフ間の連携、チーム医療が重要なのです」。合併症などのリスクを最小限に押さえた安全かつ高度な医療を提供できるのは、チーム全員に卓越した力があればこそ。またインターベンションエキスパートナース(INE)や心血管インターベンション技師(ITE)など、カテーテル治療に役立つ資格取得に取組むスタッフの積極的な姿勢も、全体のスキルアップに繋がっている。「低侵襲で負担の少ない治療」をモットーに掲げる木戸先生と吉田病院の心臓カテーテルチームは、今後も地域医療に欠かせない存在として躍進し、循環器疾患に苦しむ数多の患者の命を救うだろう。

担当医

木戸 淳道 先生

京都府立医科大学卒/日本内科学会認定内科医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医。奈良県天理市の高井病院などで心臓内科治療における幅広い知識と経験を積み重ねる。京阪エリアの病院で心臓血管センター立ち上げに携わった後、吉田病院循環器内科部長として赴任。負担の少ない治療の提供を信条に、カテーテル治療に携わる

専門医療にできること!

予約なしで当日受診OK
検査後に説明も受けられる

吉田病院では心臓CT、心臓超音波検査、運動負荷試験に関して、検査終了後1〜2時間で結果説明を受けられる。通常なら予約、検査、結果説明が別日で3日かかるところ、1日で済むのが嬉しい

血管内にカテーテルを通し
様々な治療に対応

足の付け根や手首の動脈から管を挿入するカテーテル手術。先端につけたバルーンで冠動脈を広げたり、ペースメーカーの電極を挿入するなど、様々な治療に利用されている

心臓に限らず末梢血管、腎動脈、大動脈など、カテーテルによる治療の応用範囲は多岐にわたる

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TEL:072-833-1831
枚方市北中振3-8-14