在宅療養支援診療所 医療法人 松樹会 松本クリニック
患者とその家族の生活を
ワンストップで支え
地域医療に貢献
今年で開業10年目を迎える松本クリニック。理念にもある『生活に寄り添う「温かい医療と介護」』を実現するための取組みや同クリニックの強みについて松本先生に改めて話を聞いた。
患者のニーズに寄り添う幅広い選択肢を取揃える
2014年5月に開業して今年10年目になる松本クリニックは、在宅医療・看護・リハビリ・介護など、患者やその家族のライフスタイルに合わせたケアをワンストップで支援できる体制を整え、地域住民にとって心強い存在となっている。在宅医療をトータルサポートするため、外来と訪問で診療を行う『松本クリニック』、訪問看護とリハビリの『こもれび訪問看護ステーション』、ケアプラン作成や各種サービスの手続きなどを代行する『こもれびケアプランセンター』、施設への宿泊・通所や在宅訪問で医療と介護を受けられる看護小規模多機能型居宅介護(看多機)の『ナーシングホームこもれび』という4つの事業所が密に連携し、一人の患者とその家族を多職種のスタッフで支援するチーム医療・介護を実践している。また外来緩和ケアは、支援を必要としているが通院可能な患者の経済的な負担軽減にもつながっている。外来では保険診療のみならず、健康的な長生きを目指すハッピーエイジングにも注力。その一つとして、新たにANK自己リンパ球免疫療法(自費診療)を導入し、がん治療の補助的な選択肢を増やしている。「外来、在宅どのような選択をされても、患者さんやご家族のご意向に寄り添えるようなサポートができればと思います」。患者のニーズに合わせて幅広いサポート体制を整える同クリニックは、今後さらに中河内地域の在宅医療を牽引していく存在となっていくだろう。
「生活に寄り添う温かい医療と介護」をモットーに
患者とその家族の生活を支える充実した支援体制
こだわりPOINT1患者と家族に寄り添う「もう一つのお家」
看多機「ナーシングホームこもれび」は八尾市に住民票があり、要介護1以上の方を対象に、宿泊・通い・訪問の3つのサービスを自由に組み合わせて利用できる。介護をする家族の介護疲れを癒すことを大きな目的とし、在宅療養を受ける患者とその家族の双方に向けたサービスを提供する施設である。また「もう一つのお家」が同施設のコンセプトであるため、コロナ禍においても制限なく家族と面会ができる。万が一、コロナに罹患した場合も、併設する松本クリニックで迅速に治療を受けられるため安心だ。
こだわりPOINT2一人ひとりに適切なサポートを目指して
医師・看護師・リハビリ・ケアマネ・ヘルパー・医療事務など専門分野が連携してチーム医療を実践している同クリニック。スムーズに情報を共有するため、毎朝4つの事業所の全職種でカンファレンスを行い、一人の患者に対して多角的な視点で評価して適切なサポートに対応している。またクリニック版地域連携室では、松本クリニックグループ施設の利用有無を問わず様々な事情を持つ患者やその家族が相談しやすい環境を整え、近隣の病院や福祉施設との連携も強化している。
こだわりPOINT3訪問でも看多機でも共通のスタッフで対応
訪問看護ステーションは、日常生活の支援や健康管理、緩和ケア、看取り看護などに対応。訪問リハビリは、介護予防からがんリハビリまで幅広くサポートしている。また介護分野はケアプランセンターとヘルパーステーションを中心に、在宅での幅広い支援を提供している。さらに、これらの事業所と看多機施設のスタッフが共通しているため、在宅療養を受けている患者が看多機を利用する際も顔馴染みのあるスタッフから支援を受けることができ、患者のストレス軽減や安心につながる。