枚方市長 伏見 隆
2024年
市長・区長からのメッセージ
現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、
今後の対策、取り組みについて、市長にうかがいました。
枚方市長
伏見 隆
誰もが安心して暮らせる
災害医療に強いまちへ
はじめに、令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。
近年、甚大な被害をもたらす自然災害が多く発生し、本市におきましても今後発生すると予想されている南海トラフ地震などの災害に備え、行政をはじめ全ての災害医療関係機関が連携し、組織的かつ効果的に機能する災害医療体制を構築することが不可欠です。大規模な災害発生時には、傷病者が多く発生すると同時に医療機能の低下が予測され、相反する条件下において「防ぎえた災害死」を最少にすることが求められます。
本市では、「枚方市災害時医療救護活動マニュアル」及び「枚方市拠点応急救護所設置・運営マニュアル」に基づき、市内の災害協力病院や枚方市三師会と連携協力し、定期的に災害医療連携訓練を実施するなど、平時から関係機関との連携を深めるとともに、医薬品・医療資機材の備蓄など、体制整備の強化に取り組んでいます。
また、二次救急医療機関であり市災害医療センターの役割を担う市立ひらかた病院に、枚方市医師会館が隣接しており、同会館内に三師会の事務所や枚方休日急病診療所、北河内こども夜間救急センター、枚方休日歯科急病診療所の初期救急医療施設が集約しています。こうした取り組みや強みを活かし、平時はもちろん、災害時にも連携を密にし、迅速かつ適切な医療救護活動ができるよう全力を尽くしてまいります。
今後も引き続き、本市における医療施策のさらなる充実を図り、皆様が安心して暮らせるまちを目指してまいります。