のむら歯科・矯正歯科
担当医
野村 昭人 先生
のむら歯科・矯正歯科院長/大阪歯科大学卒/厚生労働省認可歯科医師 卒後研修医指導医/日本咬合学会会員/日本アライナー学会会員/日本アライナー矯正歯科研究会会員/アライナー矯正研究会会員/アライナー医療研究会会員
[テーマ]
経験と技術に基づいたマウスピース矯正
心と身体を共に健康に導く歯並びの矯正
歯列矯正の実施で
生涯に良い影響をもたらす
歯列矯正は時間も費用もかかるというイメージから、どうしても敬遠されがちだ。しかし、歯並びを治すことには様々なメリットがあり、治療を行わないのはもったいない。歯列矯正に力を入れる野村先生は、矯正についてこう語った。「歯並びが良くなると、食べ物が詰まりにくくなりますので虫歯になりづらく、将来的に入れ歯になる可能性を減らすことができます。また、よく噛めるようになれば少量の食事で満足できるようになり、肥満の防止にも繋がります。見た目が改善されることも重要で、歯並びを気にしてうまく笑えなかった方が、自信を取戻して明るくなられる姿を数多く見てきました。歯並びの改善で成功体験を積み重ね、患者さんの人生がより良い方向に進むのであれば、それほど嬉しいことはありません」。野村先生が導入するマウスピース矯正『インビザライン』は、簡単に着脱できるため楽しく食事ができて歯磨きも容易になり、透明で目立ちにくいといったメリットがある。歯並びにお悩みの方はぜひ野村先生に相談してほしい。
待合室は緑や茶色を基調とした温かみのある空間で、雑誌などを読みながらソファでゆったりとくつろぐことができる
デジタル化と豊富な経験で
精密な治療計画を立案
インビザラインによる矯正は多くの部分でデジタル化されており、データに基づいて治療することができる。野村先生に詳細をうかがった。「インビザラインの矯正では『iTeroElement』という3Dスキャン装置で口腔内を撮影し、『クリンチェック』というシミュレーションソフトを用いることで、治療前から治療後の歯の動きを予測
し、視覚化することができます。それによってどの位置に歯を移動するか、動かす順番をどうするかなど、綿密に治療計画を立てることができます」。治療計画の立案には臨床経験の豊富さも必要となるが、野村先生は開院から28年間で幅広い症例を経験しており、安心して任せることができそうだ。また、インビザラインの治療には専用の管理アプリも用意されているという。「アプリでは治療の経過を記録し、マウスピースの交換頻度や装着時間の確認を行えます。また、マウスピース交換の際に口腔内の写真を撮って送ることで、自宅にいながら矯正のチェックを受けることもできます。通常1カ月に1度は通院していただきますが、出張などの事情で来院できない場合は、アプリを用いることで3カ月や半年に1度の通院に抑えることも可能です」。
透明なマウスピースで、矯正していることが目立ちにくいインビザライン。1~2週間ごとにマウスピースを交換するので、清潔さが保たれやすい
治療中に虫歯にならないよう、歯科衛生士が丁寧に歯磨きを指導。インビザラインは簡単に取外せるので、ワイヤーと比べて歯磨きも容易だ
治療期間短縮を目指し
光加速装置を導入
歯列矯正の治療期間だが、インビザラインではワイヤー矯正と比べて治療期間が短くなる傾向にある。「当院は、“早く、綺麗に、できるだけ痛くなく”をモットーとしており、症例にもよりますが1年半を目安に治療を計画しています。もっと早く治療をしたいという方には、光加速装置『オルソパルス』を用いることで、矯正の速度を約2倍に早めることも可能です」。オルソパルスは、歯におおよそ850nmの近赤外線を照射し、細胞を活性化させることで歯の動きを促進させる装置であり、自宅で装置を口にくわえ、1日1回上下の歯に5分ずつ照射するだけで効果が期待できる。追加の費用は発生するが、目標を持って短期間に終わらせたいという方にとっては大きな価値のある治療だろう。歯列矯正は子供の頃に行うものと考える人も多いが、大人になってからでも遅くはない。野村先生は最後にこう呼びかけた。「歯並びを整えることで、誤嚥性肺炎や認知症の発症リスクを抑えることができ、近年では40~50代で治療をされる方も増えてきました。矯正治療はいつはじめても遅すぎるということはありませんので、健康寿命を伸ばすためにも、ぜひご検討いただければと思います」。