八尾市長 大松 桂右
地域医療のこれからについて
市長からのメッセージ
現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、今後の対策、取り組みについてうかがいました
八尾市長
大松 桂右
いきいきと活気にあふれる
「健康都市やお」の実現へ
市民の皆様におかれましては、本市の保健医療行政にご理解とご協力を賜り、心から御礼申し上げます。
さて、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、社会・経済活動がコロナ禍からの脱却に向けて大きく動いた一方、インフルエンザの早期流行など、感染症の脅威は依然として続いています。
そのような中、市立病院においては、急性期医療を担う地域の中核病院として、診療体制の充実に努めつつ、新型コロナウイルス感染症を含めた新興感染症への対応についても公立病院としての役割を果たしてまいります。
一方で、地域の医療提供体制の維持と充実は、依然として重要な課題です。中長期を展望しながら、市民の皆様の医療ニーズに応えるため、医師会、歯科医師会、薬剤師会をはじめ、大阪府等の関係機関との連携を強化することで、地域医療体制のさらなる充実を図るとともに、かかりつけ医等の普及促進に努めてまいります。
本市では、保健所に設置した「健康まちづくり科学センター」を中心として、健康寿命の延伸に向け、医療・介護等のデータ分析から明らかになった健康課題に対し、公民連携などの手法を活用しながら課題解決に取り組んでいます。さらに、大学との共同研究や、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を進め、市民一人ひとりの健康づくりにアプローチした取り組みを進めています。
今後とも、関係機関のご協力を得ながら、いきいきと活気にあふれる「健康都市やお」の実現をめざしてまいります。