大東市長 東坂 浩一

地域医療のこれからについて
市長からのメッセージ

現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、今後の対策、取り組みについてうかがいました

大東市長

東坂 浩一

コロナ禍で顕在化した
地域医療の課題と行政の連携強化

 新型コロナウイルスの感染拡大により急速に医療ニーズが増大し、保健医療提供体制を早急に構築することが求められる中で、地域医療全体を視野に入れた必要な医療を、地域との連携やネットワークにより、提供していくことの重要性が改めて認識されました。
団塊の世代が75歳以上となる2025年問題や、生産年齢人口の急減と高齢者数のピークを迎える2040年問題を控え、コロナ禍における連携の模索の経験・教訓を活かしながら、医療及び介護保険制度についてはどのような状況においても、持続可能で一定の質を保った体制を確保していくことが喫緊の課題であります。
 本市におきましても、市民の皆様が安心して生活を送れるよう、地域医療、介護、予防、住まい、及び生活支援が包括的に確保される地域包括ケアシステムの構築に向けて、引き続き取り組んでまいります。更に、多機関や多職種だけではなく、地域を超えた連携や公民の垣根を超えた連携が可能となるような仕組みを構築するために、まずは地域の声を聞き、それを国や大阪府にも伝え、より住民に密着した連携体制の強化に努めてまいりたいと考えております。
 今後も、コロナ禍の経験から学んだ、「不確実な未来に対応する柔軟性を高める」方針を推進してまいります。そして、「あふれる笑顔 幸せのまち大東づくり」を理念として、どのような状況下でも対応できるまち大東市をめざし、着実で確実な歩みを一歩一歩進めてまいります。

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