旭区長 東中 秀成

2024年
市長・区長からのメッセージ

現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、
今後の対策、取り組みについて、区長にうかがいました。

旭区長

東中 秀成

在宅医療・介護連携推進事業の強化について

 令和5年度から旭区内の医療及び介護関係機関の多職種によって構成される「旭区在宅医療・介護連携推進会議」では、「顔の見える関係」から「動きの見える関係」へと進み、医療と介護のネットワークでそれぞれの機能がよりしっかり発揮できるよう取り組んでいます。

 コロナ禍における旭区独自の在宅医療・介護連携推進事業による「旭区コロナ地域支えあい訪問事業」(訪問診療・訪問看護)で、区民の命を守る取り組みを行ってまいりましたが、今般さらにご協力をいただいている旭区の医師会、薬剤師会、歯科医師会、看護や介護関係等の皆様に感謝申し上げます。

 直近では、業務時間外に実施する自主的な研修を後方から支援する取り組みも始めました。肩肘を張らず自由な雰囲気で同じ目的に向かって学習できるため、交流が深まり連帯感が強まります。

 さて、昨年実施した区民アンケートで「人生の最終段階における自分の望む医療・ケアについて、医療・介護専門職と認識を共有していない方」が7割以上おられることが分かりました。

 そのため、令和6年度には、「人生会議」について分かりやすく作成した動画をもとに、地域の交流の場においても、人生の最終段階における大切な自分の選択について、元気な時から考えておくことの必要性について共有の輪を広げていきたいと考えています。

 今後も、区民の方々が安心して住み続けられるまちづくりに取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

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