都島区長 藤岡 慶子
2024年
市長・区長からのメッセージ
現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、
今後の対策、取り組みについて、区長にうかがいました。
都島区長
藤岡 慶子
幸せになれるまち、都島区をめざして
都島区では「都島区地域福祉ビジョン」を掲げ、「だれもが地域で自分らしく安心して暮らし続けられる地域づくり」に取り組んでいくこととしております。複雑・多様化する地域福祉の諸課題に対応するため、日頃より、地域や関係機関の皆様とともに、気にかける、つながる、支えあう地域づくりを進めるとともに、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築に努めています。
地域包括ケアシステムの実現に向けて、区の医療関係者・福祉関係者・行政機関等により「在宅医療・介護連携推進協議会」を設置し、病院関係者とも連携しながら、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援のもとで、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう取り組みを進めています。
都島区在宅医療・介護連携推進協議会では、これまでエンディングノート「もしもの時に伝えたいこと」を作成するなど、区内の関係機関の皆様とともに、「もしも」の時に備え、医療やケアなどを含め、自分のこと、思いや希望を家族や周囲の人たちに伝える支援をおこなってきました。令和5年度には、緊急入院などに備えて、 緊急時連絡先や自分の思いを医療関係者や自分を支える人に伝えるため、お薬手帳に挟む「もしもの時に伝えるシート」を作成し、普及啓発をおこなってきたところです。
これからも区民の皆様ともに「幸せになれるまち、都島区」をめざし、関係機関の方々と連携して取組みを進めてまいりますので、何卒、皆様のお力添えをいただきますよう、お願い申しあげます。