交野市長 山本 景
2024年
市長・区長からのメッセージ
現在の医療現場が抱える問題、それに立ち向かう行政のあり方や、
今後の対策、取り組みについて、市長にうかがいました。
交野市長
山本 景
みんなのこころが 和むまち かたのへ
令和6年1月30日に発表された総務省「住民基本台帳人口移動報告」によると、交野市は令和5年の1年間で転入が2,560人、転出が2,261人で、差引299人の転入超過、いわゆる社会増でした。大阪府内の市町村では上から第7位、北河内ではナンバーワンでした。これは、子育て世代の大幅な転入超過によるもので、直近5年で最多でした。
一方、現在大阪府では第8次の大阪府医療計画・大阪府医師確保計画の策定が進められております。交野市を含む北河内2次医療圏では医師数が全国平均をやや下回る見込です。そのため、「北河内保健医療協議会」や「北河内2次医療救急・医療協議会」等を通じて、近隣市や医療機関との連携を図って参ります。
こうした中、交野市は、コロナ渦で低迷したがん検診受診率の向上やがんの早期発見・早期治療につなげる施策を実施中です。令和5年度より、交野市が実施する「がん検診」の自己負担額を500円のワンコインとしました。また、国民健康保険加入者に至っては無償化を図っております。
新たな取組として、令和6年度から成人歯科検診の対象年齢の拡充を実施します。また、がんに罹患された方への支援としてウィッグ等の補装具購入に対する助成制度を創設します。結果、治療と社会参加等の両立支援についても取組を図って参ります。子育て分野では、令和5年12月に病児保育施設を新規に開設しました。また、令和6年度は産後ケア事業の充実を図る子育て支援を予定しております。
引続き「みんなのこころが 和むまち かたの」をスローガンに全ての世代が安心して住み続けられるまちを目指します。